ソロキャンプに持っていく刃物は、ナタではなく手斧なんてのはYES or NO?
大流行のソロキャンプで冬のど定番と言えば焚き火。火を熾すことで、周辺を暖かくしてくれるだけでなく、炎のゆらめきと輝きが心の癒しを与えてくれる。もしかしたら、エナジードリンクよりも元気になる即効性があるかもしれない。そんなソロキャンプにオススメの手斧「ユニフレームの燕三条乃斧」の偏愛っぷりを書きます。
私は燕三条乃斧を愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?
昨年はソロキャンプという言葉が流行語大賞のトップ10に選ばれたことでも記憶に新しい。2021年もその勢いは加速していくことが予想される。新型コロナウィルス感染拡大で屋内でのイベントや飲み会などはなかなか厳しい状況で、キャンプ場で距離を取って1人でキャンプをするのであればリスクが少ないと考えるのは皆同じ。これがアウトドアマンやアウトドアウーマンだけでなく、野外活動をしたことがない人にも興味の矛先が向かっている点が、ブームに火をつけた要因だと思う。つまり、昨年からキャンプを始めた人も相当多いはず。
私自身は、キャンプ歴でいうと、かれこれ22年目。仕事ではクルマでのオートキャンプもするが、じつはモーターサイクルでのキャンプや自転車での2ホイールキャンプが好きだ。 限られた積載量で、軽量なアウトドアギアをニヤニヤしながら選択する時間は至福である。
ユニフレームの燕三条乃斧はソロキャンプがにわかに増えてきた2019年に購入。それまで同ブランドのファイヤースタンドⅡという焚き火台を使っていたが、収納サイズが長さ570mmで2輪の乗り物に積載するには少々長い。基準としての数値400mm以内であれば既製品のバッグ類などに収まりが良い。そこでBioliteというアメリカのメーカーのキャンプストーブ2を購入。直径127mm×高さ210mmの小型タイプで、焚き火の熱によってスマホの充電までできる。これはまた今度ご紹介するとして、その中に入れる薪はキャンプ場で売られている約50cm〜60cmの物はなかなか入らない。となると、それを割るための鉈(ナタ)やナイフが必要になってくる。
しかし、斧、アックスがほしい!
斧と言えばドラクエやファイナルファンタジーでは、力持ちの職業のみがが扱える武器。刃先が広い形状は男心をくすぐる、いや、斧を装備しているというだけで気が大きくなると言ったら大げさか。
そう思っていた時に、その全ての要求を満たすのがこの燕三条乃斧だったわけだ。
全長が275mmなので前述のサイズから合格。ありがたいことに重さが450gと非常に軽量。本来は斧は振りかざして使うのだが、こちらは手斧タイプなので薪を刃の逆側に当ててトントンと叩くバトニングという技で使用する。つまり鉈と同じ使い方。(振りかざすとうまく割れないので注意。)
グリップ部分が非常に握りやすいのもいい。また、鉈やナイフには当たり前に付いている専用のシースというカバーが最初から付属されている。斧にはこういったケースが必要不可欠なのだが、レザーで自作するか、新聞紙や段ボールで簡易的に包むかで結構苦労するのだ。
UNIFALME(ユニフレームはユニークな火から取った名前らしい)は新潟県燕市にあるアウトドアギア総合メーカー。オーセンティックで日本らしい物作りをし続けているブランドだ。アルミ製の登山用カップであるシェラカップ、焚き火台、キャンプ羽釜など野外用調理器具が豊富にあり、おそらく目にしたこともあるだろう。燕三条と言えば、世界的に見ても刃物、金物の町として有名である。
そんな素晴らしい手斧は見ていているだけでも白飯は3杯いけてしまうほど、美しい。誰でも簡単に薪を真っ二つにしてくれる燕三条乃斧は、キャンプを、焚き火をより楽しくしてくれるのは間違いない。カンカンカン。一晩中、乾いたバトニングの音が木霊するはずだ。(キャンプ場の消灯時間はきちんと守りましょう)
ユニフレーム 燕三条乃斧
【スペック】
・サイズ
全長:約275mm
刃長:約115mm
刃厚:約5mm
・材質
炭素鋼材(S50C)
柄:EPDM(ゴム系)
重量 約450g
セット内容
専用シース付き
お問合せ
ユニフレーム アフターサービス係 TEL.0256-63-9851
ホームページ: https://www.uniflame.co.jp/
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