いま、超小型のRC(ラジオコントロール)カーが注目を集めている。これまでの小型RCカーの常識を覆す高い走行性能を発揮する「Turbo Racing 1/76スケールRTR R/Cカー」は、ちょっとした息抜きのための遊び道具としてだけでなく、本格的なRCモデルの世界へといざなってくれる新世代の旗手となる可能性も秘めている!
充電だけですぐに走れる手軽さも魅力的
台湾のTurbo Racingが製造し、日本国内ではインターネットショップのkimihiko-yano.jpが販売する「Turbo Racing 1/76スケールRTR R/Cカー(以下・Turbo Racing)」。このマシンを手にしたときに、まず驚かされるのがそのサイズだ。実車の76分の1スケールに縮小されたマシンの全長はなんと5cmに満たない。もちろん、過去にもこうしたサイズのRCカーが存在していなかったわけではないが、Turbo Racingのスゴいところは、よりサイズの大きいホビー向けRCと同様の制御方式を採用している点にある。 模型店などで販売され、購入者自身が組み立てや調整を行うホビー向けRCカーに対し、玩具店で購入できる安価なRCカーは「トイRC」、または「トイラジ」などと呼んで区別される。そしてホビー用RCカーとトイRCは、互いに似ているようで大きな違いがある。それが操作に対する車体側の反応だ。 一般的なトイRCでは、コストを抑える目的もあって単純な制御方式が採用されていることが多い。たとえば操縦者が送信機のハンドルを右に切った場合、車体の前輪も右向きに動くのだが、ここで行われる動作は「右側に前輪を動かす」のみで、操縦者がどれだけの量ハンドルを操作したかは反映されない。つまり、ちょっとだけハンドルを動かしても、あるいは最大までハンドルを切り込んでも、車体の前輪(操舵輪)は一定の角度で動く。これはアクセル側も同様で、車体は前、後進と停止といった単純なアクションのみが可能。しかし、このTurbo Racingは、ホビーRCカーと同じく“操作の量”も反映される「比例制御方式」を採用し、実に滑らかな走りを見せてくれる。 実際にこのマシンを操縦してみると、その動きはまさに本格RCカーそのもの。車体はハンドルの操作量に応じた半径で旋回し、スピードの調整も思いのまま。車体の大きさを考えれば、十分すぎるスピードを発揮してくれる。このように高い性能を誇りながら、販売価格は税込み7880円とリーズナブル。こうした点が評価され、現在ではホビーRCカーを楽しんでいる人のセカンドカーやサードカーとして高い人気を集めている。だが、この性能は、むしろこれまでRCカーを操縦した経験のない人にこそ体感してもらいたい。専用のサーキットや屋外に行く必要がなく、リビングのテーブル上でも走行可能なTurbo Racingは、自宅にいる時間が長くなっている現在にこそ最適なホビーになるはず。また、Turbo Racingで練習しておけば、より大きなホビーRCカーにチャレンジした際にも必ず役に立つ。 Turbo Racing 1/76スケールRTR R/Cカーは、メーカー組み立て完成済みのRTR(レディ・トゥ・ラン)キットで販売され、購入後は送信機に別売り設定の単4型乾電池4本を入れ、スマートフォンなどの充電器を利用して車体を充電するだけですぐに走行可能。1回の充電で約40分走行でき、RCカーの楽しさを十分に味わえる。ボディは塗装済みで、現在はグリーン、シルバー、レッド、イエローの4カラーをラインナップ。キットには未塗装のボディも2個付属するため、自分好みの色に仕上げることもできる。 技術の進歩が生んだ小さな本格RCカーの走りを、ぜひとも自身の手で確かめてみてほしい。
Turbo Racing 1/76スケールRTR R/Cカースケール:1/76
価格:各7880円
全長:49mm
ボディカラー:グリーン、シルバー、レッド、イエロー
キット内容:車体、送信機、未塗装ボディ2個、バインド(送信機と車体のペアリング)用ピン、充電用ケーブル、取扱説明書
販売中
kimihiko-yano.jp:https://www.kimihiko-yano.jp/Product/shopping_cart/goodslist.cgi
製品ページ:https://www.kimihiko-yano.jp/Product/shopping_cart/goodslist.cgi?in_kate=160-10
走行動画:https://www.youtube.com/watch?v=IqbzkxHmHdk
Turbo Racing TAIWAN facebookページ:https://www.facebook.com/Turbo-Racing-Taiwan-102063948323530