「メイク効果のある眼鏡を教えてください」。眼鏡ライターという仕事柄、そうした質問を受けることも少なくない。正直なところ、これまでは答えに窮してしまうことも少なくなかったが、自信を持って紹介できる眼鏡がこのたび登場した。それが、ニデックの「LILY COULURE(リリクルーレ)」だ。
このリリクルーレは、“アイメイクメガネ”を標榜した新ブランド。今作が画期的なのが、レンズに染色をすることでアイメイクの役割を持たせていることだ。
通常カラーレンズの染色は、色のついた液体にレンズを浸けて行なわれる。そのため、カラーはレンズ全面が色付いたものか、上下に濃い→薄いと変化するグラデーションが主流であった。だが、今作は眼科医療機器メーカーであるニデック独自の「気相転写技術」を採用。思いの位置に自在に色をのせられるため、アイシャドーのように目元にニュアンスを与える帯状の染色が可能になったというわけだ。
カラーの位置や濃度のバランスはプロのヘアメイクアップアーティストが監修。フェミニン、カジュアル、クールの3タイプにカテゴライズされ、各4色展開の合計12色をラインナップしている。そのため、好みや肌の色、着こなしに合わせて選べるのも魅力だ。
と、ここまで素敵なイメージ写真とともに紹介してきたが、「モデルさんでなく、40代である私が掛けてみても本当にメイク効果が得られるのか……?」という疑念も。というわけで、アイシャドーをせずに、家時間を想定した普段着姿で眼鏡あり・なしの比較写真を撮ってみた。
いかがだろうか。掛けただけで目元がピンクに彩られ、マスクをした顔もパっと華やかに。もはやこの眼鏡とマスクがあれば、すっぴんでも即外出OKだ。急なリモート会議のときにも役立つだろう。サングラスのようにレンズ全面が染まっていないので、目元の表情を生かし、柔らかい印象に仕上がるのも魅力だ。
これまで、どんなに鮮やかなカラーのフレームをメイク代わりに掛けたとしても、目元の“ノーメイク感”は隠すことができなかった。だが、こちらはレンズカラーに着目したことで、見事にアイメイクのような華やかさを実現している。もちろん、すっぴん隠しとしてだけではなく、メイクとの相乗効果を狙えばさらにお洒落に使うこともできるだろう。
フレームには、レンズのカラーを際立たせるクリア生地を使用。トレンド感のあるボストンシェイプも、掛けるだけでお洒落に見える秘訣だ。また、レンズにはスマホなどデジタル機器のモニターから出る眩しい光を柔らかい光に変える、「レクアメッシュコーティング」を採用。テレワークなど長時間のパソコン作業によるダメージから眼を守ってくれるというのも嬉しい。
フレームは、ブランドのWEBサイトから購入が可能。忙しい日やメイクをサボりたい休日に、掛けただけでアイメイクが完了する眼鏡。これは女性の強い味方になってくれるに違いない。
LILY COULURE
レンズカラー全12色展開
希望小売価格 3万6300円(税込み)
【公式サイト】https://www.lilycoulure.com/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/lilycoulure_official/
【問い合わせ先】株式会社ニデック☏0533-58-3737 https://www.nidek.co.jp/