クルマ趣味人たるものオトナになったら嗜んでみたい趣味のひとつにヒストリックカーで遊ぶことがある。残念ながら筆者は「いいオトナなんだから」と諭されるコトの方が多いけれど。世界的なヒストリックカーの祭典として最も有名なのはフランスのレトロモビルだ。
これはもうすぐ半世紀近く続くヨーロッパ最大の旧車展示販売会。コレクターズアイテムやアートとしての側面にも注目されいまや同イベントはある種のモーターショーと言っても差し支えないほど。その日本版ともいうべきイベントが4月9-11日にかけて幕張メッセで開催されたオートモビルカウンシル。
このイベントは2016年より開催され、今年で5回目を数える。会場はモーターショーさながらの雰囲気だけれども、展示されているクルマの7、8割は購入可能なのだ。
また特別展示やテーマがあり、今回は「マツダ、ルマン優勝までの軌跡」や「時代を進めたラリーカーの戦闘美」の2つに沿った車両も展示される。
人気急上昇中の旧車たち。電動化で得られないクルマの楽しさが濃く味わえるのは旧車ということでメーカーやインポーターが力を入れ始めたのは旧車オーナーには心強いはず。今回賑わっていたのは、メルセデスベンツでお馴染みのヤナセのブース。モデルにもよるけれど30年以上前の560SLにクラシックカー保証がついているのだ!
こういったメーカーがクラシックパーツやレストア事業に力を入れ始めたのは嬉しいかぎり。NISMOのヘリテイジ事業やマツダのレストアサービスなどはオーナーの間でも話題だ。
会場にはクルマだけでなく、マルシェと呼ばれるグッズ販売のお店も数多く出展。筆者のようにカタチやファッションから入るタイプでも楽しめるのだ(もちろんクルマは買えないけれど)。会場を彷徨っていたらやはり、欲しくなるのが人情。しかし自分の家の車庫ではなぁ、と思うと。ガレージのブースまであり、至れり尽くせり。趣味の秘密基地的なガレージを作ったらこの手のクルマに手をだそう!(希望的観測)
オートモビルカウンシル
https://automobile-council.com/events/ac2021/
問 AUTOMOBILE COUNCIL事務局 TEL:03-6380-101