売ったらいくら?維持費1億6000万円の首相公邸を査定してみた!

2021.05.07


「菅総理が首相公邸に住まない」

かつてそんなニュースを見た。

執務を行うのが官邸。居住するのが公邸だ。

話題になっている公邸は、維持費だけで年間1億6000万円かかるという。「住む場所くらい、いいじゃないか」と思いながらも、ムクムクと湧き出たのは好奇心。いくらあればここに住めるのだろう。(実際にはいくら積んだところで、住めないのだが)
よし、調べてみよう。


不動産会社に断られたので、AI査定使ってみた


不動産会社で働いている友人に、「どのくらいの価値があるのか」と尋ねると、「知らない」と冷たくあしらわれた。そうか、そうか。じゃあ自分で調べてやろうじゃないか。

よくある一括査定は、不動産会社が訪問したり、オンラインでカメラ越しに部屋を見てどのくらいの価値があるかを判断するそうだ。きっと悪ふざけだと思って、やっぱり相手にされないだろう。

オンライン上で査定額が出る、「AI査定」たるものを使ってみよう。戸建て物件に対応しているAI査定サービスを探し、「HowMa」に辿り着いた。


さあ、未知との遭遇だ!



【首相公邸】
住所:東京都千代田区永田町二丁目3番1号
建物面積:(延べ床)7,000 m²
土地面積:1万㎡(推定値)
竣工:2005年(改築)
構造:RC(鉄筋コンクリート造)
階数:地上3階、地下1階


 

 

住所、築年数を入力。

続いて延べ床面積、土地面積。

土地面積はどこにも記載がなかったので、航空写真を見て1万㎡としよう。

 

ガーン!!!

 

なんと、延床面積は1000㎡以下でないと査定できないらしい。
ここで諦めるしかないのか・・・。

ダメもとで運営会社に問い合わせてみた。

著者「査定、できませんよね?」

HowMaの人「査定してみましょうか」

神の声!

AI査定は、実際の取引実績のデータを元に価格算出しているため、「居住用物件だったら」と仮定して、査定してくれるという。(確かにこんな規模の住居ない)

送られてきた査定額は、

約190億円!!

高いのか、安いのか、もはやわからない。
いや、安くはない。

ちなみに、竣工を改築した2005年ではなく、建物自体ができた1929年で査定してみると・・

 

約180億円!!

 

築年数が70年も変わるのに、10億円しか変わらないのか。
土地代が同じだからか。

10億円しか、と感じるあたり、金銭感覚が崩壊している。

 

首相官邸のカンテイ結果は段違い

そうなると気になるのが、首相官邸。


【総理官邸】
住所:東京都千代田区永田町二丁目3番1号
建物面積(延べ床):2万5000㎡
土地面積(敷地面積):4万6000㎡
竣工:2002年
構造:SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)
階数:地上5階、地下1階


公邸の3倍は広いそのお値段とは!!

約860億円!!

ありがとうございます!!!

査定するだけでもお金持ちの気分になれた気がする。

HowMaの人「首相官邸や公邸は特殊なので、色々な前提条件がないと価値を出すのは難しいです。今回はあくまで普通の戸建と仮定してAI査定していますので、この値段で買いに行かないでくださいね!」

買いに行かんわ!

そう心の中でつぶやいて、HowMaの人にお礼を言った。

次は、ものすごく頑張れば手が届く、と思える物件の査定をしてみよう。

気になる物件の値段を知りたいときは、AI査定サービス「HowMa」を。
https://www.how-ma.com/

  • 海と酒をこよなく愛すママライター。得意なジャンルは不動産、食、酒、旅行etc。「生きてるだけでまるもうけ」をモットーに、美味しいお酒、おもしろいモノ・ヒト・コトを日々探しています!

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