トヨタが2019年に復活させたスポーツカーのスープラ。歴代のスープラは日本製スポーツカーの雄として世界各国で人気を集めてきたが、その中でも評価の高いA70型スープラのプラモデルがハセガワからリリースされる!
フロントバンパーを新パーツにして中期モデルを再現
トヨタ・セリカの上級バージョンとして1978年に登場したのが初代スープラことセリカXX。当初の「スープラ」は北米での販売名で、シリーズとしては3代目となるA70型より、世界的にスープラの車名で統一されることになった。つまり、国内モデルとしては今回プラモデルで登場したA70型が“初代スープラ”ということになる。
A70型の販売開始は1986年。それまでのセリカシリーズから独立した車種となり、プラットフォームも一新された。最上級グレードには3000ccの高出力エンジンが搭載され、スープラ(ラテン語で「最上」の意味)の名称にふさわしいモデルに仕上がっている。開閉式ヘッドライトの採用でフロント部の高さを抑えた、いかにも空気の流れがよさそうな美しいボディフォルムもあってA70型はすぐに人気車種となった。
プラモデルメーカーのハセガワでは、すでにA70型スープラ 3.0GTターボリミテッドやレース仕様のミノルタ スープラターボを1/24プラモデルを販売しているが、今回登場するのはGTツインターボのホワイトパッケージ仕様だ。主要パーツは3.0GTターボリミテッドと共通するものの、ブレーキエアダクト付きスポイラーを装着したフロントバンパーを新規製作パーツにすることにより、中期型へのコンバートを行っている。加えてボディパーツの成形色もホワイトに変更。優雅な雰囲気も感じさせるホワイトパッケージの再現が容易になった。
1/24スケール「トヨタ スープラ A70 GTツインターボ 1989ホワイトパッケージ」は組み立てキットでの販売となるため、組み立てには塗料や接着剤が別途必要になる。新たに誕生したGRスープラが注目される今、そのルーツでもあるマシンを机上に再現してみるのも楽しそうだ。
今回リリースされるキットは限定生産品のため、購入希望者は見逃さないよう注意してほしい。
ホワイトのボディとは対照的に赤系で統一されたインテリア。各種メーターやシートの質感も実車と錯覚してしまうほどの仕上がり。写真は塗装例で、ここはじっくりと作り込みたい。
製品パッケージイラスト。実車が人気を集めたのが容易に理解できる美しいフォルムが見事に描かれている。
トヨタ スープラ A70 GTツインターボ 1989ホワイトパッケージ
スケール:1/24
価格:3520円
パーツ数:115
模型全長:193mm
模型全幅:79mm
5月22日ごろ発売
写真提供:ハセガワ
ハセガワ:http://www.hasegawa-model.co.jp/
製品紹介ページ:http://www.hasegawa-model.co.jp/product/20504/