沸騰するスピードが電光石火のキャンプ用軽量シングルストーブ
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JETBOIL(ジェットボイル) スタッシュ
自転車や縦走登山でのキャンプの際に、絶景を目の前に温かい料理を作ったり、コーヒーが飲めたりできるのは格別だ。一日ペダリングをして、または一歩一歩トレイルを踏み締めて、目的地に着いた時の感動が何倍にもなる。そんな時に便利なのがシングルストーブだ。音速でお湯が沸かせることで人気のJETBOIL(ジェットボイル)に新しい兄弟が現れた。今回は、新作のJETBOILスタッシュの偏愛っぷりを語りたい。
私は、JETBOIL スタッシュを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?
登山や自転車などのソロキャンプで暖かい食べ物や飲み物を用意するためのシングルストーブについて書きたいと思う。
文字通り一つの火を使って、キャンプ場や火器OKの河原で調理するためのキャンプ道具だ。最近は各キャンプ用燃焼器具メーカーも力を入れているジャンルで、軽量、コンパクトにも関わらず、火力の強いタイプがたくさんある中、JETBOILはお湯を沸かすスピードに特化したブランドだ。
実はそれほど長い歴史があるブランドではない。2001年、アメリカはニューハンプシャー州のマンチェスターで創業。その後、2003年にアウトドアリテーラーショーでJETBOILの初となるストーブを発表。これがヒット。
1番の特徴は、前述の通り。読んで字の如く、お湯を沸かすスピードが圧倒的に早い。クッカー の底部分にあるフラックスリング™️という波型形状が熱効率を良くしているうえに、そのお湯が外気温によって冷えないようクッカー自体にもネオプレン素材の物で覆っている。すなわち、下からも上からも熱が逃げていかない。また、以前までのモデルはストーブ部分とクッカー が一体型だったので、さらに熱効率が良かった。
今回のスタッシュはストーブとクッカー が別体になっているのが特徴。初代JETBOILや私が愛用しているJETBOILミニモよりは少しだけお湯が沸くスピードは遅いが、その分、調理がしやすく、さらなる小型化と軽量化を実現。収納時のコンパクトさはケタ違いである。
すでに色々なアウトドアWEBやYoutubeでもレビューしているが、皆200gを強調している。とはいえ、中に入っているガス缶型のケースは空なので、実際にガス缶とライターを入れると453g。私が使っているJETBOILミニモ(合計約609g)よりもだいぶダイエットされている。
登山などのバックパッキング旅、自転車などのバイクパッキング 旅でも収納しやすいので、自力での移動を伴う旅人キャンパーには待ち望んでいたストーブだ。機動力が上がれば、もっと距離を伸ばせたり、体力が温存できるというわけ。
実際に、スマホに付いているストップウォッチで沸騰する時間を測ってみたら2分58秒だった。やはり、早い!これをテストした日は、気温もそれほど高くない朝だったので、これからの季節はもう少し早く沸くと思う。
また、直径13cmのクッカーなので、モンベルの新しい自転車用フレームバッグにすっぽりと収まった。ペダリングの際に膝に当たりそうなので、実際は大きめのサドルバッグ に入れたくなると思うが、そちらならもっと余裕があるだろう。登山のパッキングの時でも、バックパックのどこにでも収まるので、旅の可能性が広がる。
そして、オールインワン構造とフォントやロゴマークをあえて横にすることで洗練されている。ゴトクにもさりげなくロゴが入っていて、オレンジ色の取っ手とガス缶を安定させるスタビライザーとのコーディネートなども含めて、トータルのデザイン面でも飛び抜けている。
JETBOILは全てのモデルで燃焼効率が良いので、じつは燃料のランニングコストも圧倒的に安い。他のブランドに比べてOD缶を買う頻度が激減する。
普段アウトドアアクティビティやキャンプをしない人にも災害用として購入するには最適だと思う。
JETBOIL スタッシュ
重量 約200g(バーナー:約60g/クッカー:約140g / 付属スタビライザー除く)
サイズ ∅13cm×高さ11.2cm(収納時)
容量 0.8L(調理容量0.5L)
沸騰到達時間 2分30秒(0.5L)
出力 1,134kcal/h
素材 バーナー:アルミニウム(バーナーヘッドはチタン)
クッカー:アルミニウム
付属品 スタビライザー、バーナースタッフバッグ、小物入れ缶
お問い合わせ:モンベル・カスタマー・サービス:06-6536-5740
ホームページ:https://www.montbell.jp/
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