こんにちは!
お酒大好きズボラ料理家の脇田朋子です。
お酒と手抜きをこよなく愛するワタクシが手軽にできて手抜きには見えない(?)簡単メニューをご紹介してまいります。
今回は「簡単お魚料理 鯵編」でございます。
唐突ですが、皆さまお魚は好きですか?
魚料理は好きだけど家で料理するとなると「美味しくできない」「臭みが気になる」等のお悩みはありませんか?
そこで!親族に腕利きの漁師が多く、生まれも育ちも海近くの藤沢で育った魚大好き・お酒大好きな脇田朋子が簡単だけど間違いなく美味しく作れる魚料理をご紹介してまいります。
第一回目に使用する魚は「鯵(アジ)」でございます!
6~8月に脂がのって美味しくなる鯵(アジ)は手軽に手に入り、色々な料理にすることができる万能魚です。
まずは魚屋さんで鯵(アジ)を「フライにするから3枚におろして」とお願いしましょう。
(簡単お魚料理の記事では魚をおろす所は割愛し、可能な下処理は魚屋さんにお任せしていきます。)
【鯵のチーズフリット】 調理時間:25分
(材料)(2~3人前)
鯵……………………2尾分
塩・胡椒…………少々
天ぷら粉…………大さじ4
粉チーズ…………大さじ2
炭酸水……………大さじ4
揚げ油……………適量
レモン……………お好きなだけ
(作り方)
① 鯵の血合い骨を頭の方から骨抜きで抜いて半分に切る。
(血合い骨とは切身の中央に一直線に伸びている線の上を指でなぞるとあたる骨の事です。)
② ①を皮目を下にしてバットに並べ塩を薄くかけてラップをし、冷蔵庫で10分程置いたらキッチンペーパーで優しく押さえて水分を取り胡椒をかける。
(塩をふる事で鯵から余分な水分=生臭さを出す事ができます。)
③ 天ぷら粉、粉チーズ、炭酸水を混ぜ合わせて衣を作り③の鯵にたっぷりとからませながら170~180℃の油で揚げる。(揚げ油の量は鯵の厚さの半分ほど深さがあれば大丈夫です。揚げ始めの衣が柔らかいうちは衣がはがれやすいのであまり菜箸で触らずに衣がカリッとしてきたらそっと返して下さい。)
④ 器に盛りお好みで粗びき黒胡椒(分量外)をかけてくし切りにしたレモンを添える。
臭みゼロでふっくらとした鯵の身が本当に美味しいです。
天ぷら粉に炭酸水を加える事で衣がよりカリッと揚がります。
衣に粉チーズがたっぷり入っているので香ばしい風味が冷えた白ワインを誘います♪
【鯵と新玉ねぎのなめろう】 調理時間:15分
(材料)
真鯵……………………2尾分
新玉ねぎ……………小1/8個分
※長葱(4~5cm長さ)でも美味しく作れます。
生姜(おろす)……1/2片
味噌……………………小さじ2~3
※味見をして調整して下さい。
大葉………………お好きなだけ
酢…………………お好きなだけ
(作り方)
① 鯵は頭の方から皮と身の間に親指を入れて皮をはがし、途中から身をキッチンペーパーで押さえて一気に皮を剥く。(魚屋さんでも皮を剥いてくれる場合がありますが、大抵は3枚おろしまでが多いようです。)
② ①の鯵をキッチンペーパーで優しく押さえて余分な水分を取る。
(余分な水分=生臭さを取る事ができます。)
③ ②の鯵の血合い骨がある部分を切り取る。
(血合い骨がある部分は写真右の真ん中の部分です。)
④ ③の鯵を始めは粗く切り、お好みの大きさになるまで刻む。
(しっかり刻むとねっとりと粘りのある仕上がりになります。我が家は少し粗めに刻むのが好みです♪)
⑤ ボールに④、刻んだ新玉ねぎ、おろし生姜、味噌を入れてゴムベラで練るように混ぜ合わせる。
(ゴムベラで練り混ぜる事でなめろうにねばりが出ます。)
⑥ 器に大葉をしき、⑤を盛り酢を添える。
間違いなく冷酒に合う鯵のなめろうです!
鯵のなめろうは本来はまな板の上で出刃包丁を使って豪快に叩いて薬味を加えて更に叩きます。
しかしこの作業をキッチンでやると鯵や薬味が結構飛び散るんです・・・
なので我が家では刻んだ鯵と薬味と味噌をボールで練り混ぜて仕上げております。
母の実家(三陸の漁師町)ではなめろうにはお酢をちょんとつけて食べているのでうちの娘ももっぱらお酢をつけてご飯をかっこんでおります。