近年の電動パワーツールの進化は目覚ましく、これらをマルチに使いこなすことが建築工事従事者にとって重要なスキルとなっている。パナソニックは1979年から40年以上にわたり、史上初のバッテリー搭載や抜群の耐久性など、様々な先端技術で現場のプロフェッショナルたちを支えてきた。今回、パナソニックは電動パワーツールの新ブランド「EXENA(エグゼナ)」を立ち上げ、業界初の機能を盛り込んだ2つの新シリーズを発表した。
一つ目が、手と一体化したような操作性を可能にした「Pシリーズ」。第一弾はインパクトドライバーとドリルドライバーの2機種で、どちらもこれまでにない高いパフォーマンスを引き出している。インパクトドライバー「EZ1PD1」は、業界最短ヘッド98mmで、狭所作業もスムーズに行える。ハンマーやモーターを従来品より大幅に小型化し、間柱間のビス締めや既設配管のサドルバンド用ビス締めなどの作業が格段にはかどること間違いなし。
また、「アタッチエイト」も業界初のアタッチメントシステムだ。インパクトの先端に専用のアタッチメントをワンタッチで装着。45℃刻みの8方向で取り付けできるので、さまざまな作業シーンに対応する。アングルアタッチメントを使えば、入り組んだ設備機械のネジ締めなどがカンタンに行える。スミ打ちアタッチメントは天井際など、文字通りスミに打つ際の作業が驚くほどスムーズに。
ほかにもカムアウト(ビスのネジ頭からビットの先端が外れてしまうこと)を低減するなど、リアルタイムでスピードとパワーをコントロールする「+BRAIN(プラスブレイン)」や、ビットを軽く押し込むだけで本体にワンタッチ装着できる「新ワンタッチビットロック方式」など新機能が満載。ボディカラーはブラック、レッド、新色のイエローの3色で、アーティスティックなデザインとともにクラフツマンシップを大いに刺激する。価格2万9480円~。2021年8月発売予定。
充電ドリルドライバー「EZ1DD1」はパナソニック史上、最小最軽量を誇るコンパクトボディに「+BRAIN」の搭載で、穴あけスピードが格段に向上。従来のタップモードに、AUTO切粉切り用を加え、さらに作業効率がアップ。ボディカラーはブラックとレッド。価格4万370円~。2021年9月発売予定。
二つ目のシリーズは、小型軽量の「Lシリーズ」。機敏動作を得意とする充電インパクトドライバー(価格2万4200円~)、ドリルドライバー(価格2万2000円~)、片手作業が可能な充電圧着器(価格24万1780円~)、マグネット付きの充電マルチライト(価格1万4300円※電池パック・充電器別売)など、取り回しの良さを追求した新電圧10.8Vを5機種ラインアップ。ドライバーとライトのボディカラーはレッドとイエロー。こちらは2021年冬の発売予定だ。