シャリを変えて美味しくなった
新・かっぱ寿司を体験してみた!

2021.06.29

かっぱ寿司が変わる!シャリが変わる!

コロナ禍でも比較的好調だという回転寿司チェーン。店舗に訪れる人はもちろん、テイクアウトやデリバリーなどのニーズもあるようです。そんな中、今回、かっぱ寿司が「回転寿司から寿司屋へ」という改革を掲げ、「かっぱ寿司 うまい!品質宣言」を打ち出しました。とっても気になるこの“改革”。さっそく店舗でチェックしてきました。

リーズナブルな価格ながら素材にさらにこだわり改革。

かっぱ寿司は1皿110円~というリーズナブルな価格で、多彩な寿司はもちろん、有名店とコラボしたラーメンや、各種デザートなど幅広いメニューラインナップが人気の回転寿司チェーン。それが、「回転寿司から寿司屋へ」を目指すというのはどういうことなのか、まず広報の岡村ももこさんにお話を聞きました。

寿司の味の要はシャリ。

岡村さんは「かっぱ寿司のお寿司はうまいと言っていただけるよう、ネタ(具材)はもちろん、シャリ、醤油、わさび、海苔といった寿司の基本を見直すことを始めました」。その中で今回大きな変化がありました。

全店の全寿司メニューが山形県産ブランド米「はえぬき」になりました。

回転寿司チェーン初、シャリのお米を山形県産ブランド米「はえぬき」にするという、かなり驚きのリニューアルをしたのです。1皿\110~という価格に加え、全国で数百店舗を運営し、全店で同じ味を提供することを考えると、味も価格も安定するブレンド米を使うのが一般的。かっぱ寿司でもこれまでブレンド米を使用していたそうです。それが、産地も銘柄も固定するというのはすごいこと。シャリにかかる費用も、全店分の量を確保することも、炊き方などの調理の面でも、これまで以上に大変になるからです。

「かっぱ寿司の本気シャリ」

それでもこの大きな改革に踏み切ったのは、「とにかく、かっぱ寿司のお寿司はうまい!と思ってもらいたい。お寿司はネタに目がいきますが、シャリももちろん味の要です。お寿司屋さんがこだわるのと同じように、我々も寿司に合う米を探して『はえぬき』にたどり着きました」と岡村さん。

「本気シャリ」(110円)

ということで、今回のリニューアルで登場したのが、「本気シャリ」(110円)。ネタを載せ忘れたの?と思ってしまいそうですが、これはシャリの美味しさをダイレクトに味わって欲しいという思いで誕生した、いわば新・かっぱ寿司の名刺のような一皿。シャリだけって…と思ったのですが、これが意外と(失礼!)美味しい! シャリの変化を体感したい人や、一品料理のお供に試してみるといいかもしれません。

「初夏の国産と天然 旨いネタめぐり」は7月4日(日)まで。

とはいえ、せっかく寿司店に来たので、やはり“お寿司”を食べたい! ということで、7月4日(日)まで開催中の「初夏の国産と天然 旨いネタめぐり」の「国産 天然 みなみ鮪上赤身」(二貫308円)、「青森県産 蒸しホタテさっぱり玉ねぎぽん酢」(二貫198円)、「天然 特大ぼたん海老」(一貫330円)を注文。

「国産 天然 みなみ鮪上赤身」(二貫308円)
※数量限定のため、品切れの場合は「みなみ鮪赤身」が提供されます。

「国産 天然みなみ鮪上赤身」はややねっとりした食感のまぐろ特有の旨みが口に広がり、美味しい! 赤身に感じる鉄っぽさはなく、わさびをのせて食べるとあっという間に二貫を食べ切ってしまいます。このしっかりした旨みを受け止めているのが新しくなったシャリ。これまであまり気にしていませんでしたが、確かにシャリが美味しいと感じます。粒立ちがよく、ネタとのバランスがいいのが素人でもわかります。

「青森県産 蒸しホタテさっぱり玉ねぎぽん酢」(二貫198円)

「青森県産 蒸しホタテさっぱり玉ねぎぽん酢」は、ある意味まぐろとは真逆のたんぱくな旨み。さっぱりした味わいのネタなので、シャリの存在感をより感じます。先程のまぐろで感じたバランスとは違って、ネタに寄り添っているような印象を受けました。難しいことは置いといて、とにかく美味しいというのが本音。

「天然 特大ぼたん海老」(一貫330円)

そして、見た目も気になっていたのが「天然 特大ぼたん海老」。添えられている海老の頭は盛り付け用かと思いきや、なんと炙っていて味噌を楽しむためのもの。回転寿司チェーンで海老の味噌を楽しめるとは思っていませんでした。濃厚な海老味噌は炙ったことで香ばしい風味が加わって上品なおつまみになっています。これは、もう、すすり続けたい! 海老の身も甘みがあって、これまたもう一皿食べたくなる一品。実際、もう一皿食べてしまいましたが。

「とろぶつ軍艦」(二貫198円)

そして、今回、お話を伺った岡村さんにおすすめネタも教えていただきました。“中の人”ならではのおすすめ、気になりますよね。それは何かというと……「とろぶつ軍艦」(二貫198円)‼ メニューの軍艦のところにあるネタですが、“数量限定”となっています。「これはお店でまぐろを切り出した時に出る部分を使ったメニューです。だから、日によって提供数も異なるので数量限定となっています。ある意味 “とろ”の美味しい所を集めた、あったら絶対に食べるメニューです」とのこと。お店に行ったらぜひチェックしてみてください。

長野県でソウルフードと化すほどの人気商品「サラダ軍艦」。

ネタ一つひとつを説明するとキリがないのですが、やっぱりシャリが変わったことが大きいというのが、どれを食べても感じます。そして、もう一つ、かっぱ寿司の改革として、3月に天ぷらがリニューアルしていたというので、こちらも食べてみました。オーダーしてから揚げるのでアツアツで届くのですが、サクッとしていて素材の味を邪魔しない衣になっています。これまで、回転寿司で天ぷらを食べたことがなかったのですが、これは一品料理としてぜひ食べておきたいと思わせてくれました。

サクッとした衣も美味しい天ぷらは揚げたてが食べられます。

このサクッと天ぷらを寿司ネタにした期間限定商品「あつあつのキス天にぎり」(二貫198円)もあるので、天ぷらとシャリのコンビネーションを味わってみるのもいいですね。ちなみに、おすすめの食べ方は、一貫目は塩で、二貫目は甘だれで、一皿で二つの味を楽しむというもの。回転寿司ならではの食べ方は、ぜひ試して欲しい一皿です。

「メロンオレと魅惑のホイップクリーム 北海道産メロン果汁使用」
「メロンオレのタピオカドリンク 北海道産メロン果汁使用」

そして、かっぱ寿司といえばデザートも外せません。現在「とびきり!夏スイーツ」フェアを開催中。メニューによって販売期間が異なりますが、今回のラインナップでドハマりしたのが「メロンオレと魅惑のホイップクリーム 北海道産メロン果汁使用」(330円)。開発に半年以上費やした、かっぱ寿司の自信作なのだそう。北海道産メロン果汁を使っているので、メロンの自然な甘さやフレッシュな香りが感じられて、これだけ飲みにかっぱ寿司に来たいぐらい。同じドリンクにホイップクリームではなくタピオカが入った「メロンオレのタピオカドリンク 北海道産メロン果汁使用」(330円)もあるので、タピオカ派の方はこちらをぜひ。

「プレミアムプリン」(110円)
茶碗蒸しも隠れた人気商品。

そしてもう一つ。かっぱ寿司の「プレミアムプリン」(110円)って知っていますか? 実はひそかな人気商品なのですが、これは、もうマストで食べたいデザート。一品メニューの茶碗蒸しを蒸すのと同じようにお店ですべて蒸していて、シンプルで懐かしい味に多くのファンがいる人気商品。昭和世代も喜ぶこと間違いなし。個人的にはカラメルはなくてもいいぐらい、プリンが気に入っています。

さて、ひと通りご紹介しましたが、まだまだ食べたいネタやデザートはいっぱい。シャリが変わった=美味しくなったので、食べ過ぎてしまいそうですが、コロナ禍のたまの外食だから、美味しいものをたくさん食べるのは日常の幸せですよね。新しいかっぱ寿司の味をぜひ、楽しんで見てください。

かっぱ寿司 公式サイト
https://www.kappasushi.jp/

  • 好奇心旺で、食べることが大好き。新商品や限定品にめっぽう弱く、ジャンルを問わず常に情報を集めてはトライ。地方の食材や調味料も発掘も楽しんでいます。また、北欧、特にフィンランドが大好きで、現地の蚤の市などではヴィンテージハントにハマっています。サウナも好きで週1~2回のサ活中で、フィンランドでは念願のサウナから湖へのダイブを体験。日々、美味しいものを求めながら、北欧雑貨とムーミンに囲まれて暮らしています。

関連記事一覧