TRIUMPH
STREET
TRIPLE RS
世の中ニューノーマル時代となり、移動手段として最注目されているバイク。ただ、実際に選び始めるとカテゴリー、デザイン、サイズ、排気量、燃費等も様々で、その種類の多さに迷ってしまうこともある。そこで、僭越ながら、こちらで様々なオススメモデルをご紹介していきたいと思う。その第3回目は[TRIUMPH STREET TRIPLE RS]をご紹介!
写真・文/タイガー安室 撮影衣装協力:KABUTO
街乗り&プチツーリングでも
十分楽しいスポーツネイキッド!
英国の歴史あるモーターサイクルブランドとして知られているトライアンフモーターサイクルズ。モデルとして大きく分けると英国の伝統を受け継ぐ洗練されたボディデザイン&パワフルで鼓動感を感じる2気筒エンジンを搭載したクラシカルモダンなタイプ、そしてモダンなスタイルに軽快な吹け上がりと気持ち良い加速、また”トリプルサウンド”と呼ばれる独特な音色を奏でる3気筒エンジンを搭載したロードスター&アドベンチャータイプを展開している。トライアンフという名を聞くと、少々バイクを知っている人であれば、やはりクラシカルな雰囲気のモデルをイメージする人が多く、また人気も高い。ただモダンなモデルもなかなか面白く、個人的にはそちらのほうが好みで、ちょっとした思い入れもあったりする。まだこの仕事に就く前、映画で、主人公がそのバイクで走る姿を見て”カッコイイ!”と心が震えた。それがロードスターモデルのスピードトリプルで、大型免許取得の際、候補として最後まで悩んだほど。そして今回乗ったのが、そのスピードトリプルの兄弟車となる「ストリートトリプルRS」。スピードトリプル1200RSも良かったのだが、より心を惹かれた、欲しいと思えるのはこちらだった。重量の差は10kg程、ただ排気量が395cc、最高出力が57PSも違うとちょっと気軽にという感じではなかったので、こちらを選んだ。まぁ、RSも尖ったモデルなので、より気軽に乗りたいと人は、排気量660ccのSをオススメしたい。
スタイリングの特徴は、シャープなフロントマスクを印象付ける完全新設計のLEDツインヘッドライトをはじめ、躍動感のあるタンクにスポーティなシート&カウル、シャープな印象のベリーパンとサイレンサー等、そしてハイスペックなオーリンズ製リヤサスペンション&ブレンボ製ブレーキとなり、美しい造形も楽しむことができる。
実際に跨ってみると、足つき性(身長172cm・体重65kg・股下82cm)は、シート高は高くもなく、少し尻上がりの形状も根元がしっかりとシェイプされているので、足を下ろしやすく、踵はベッタリと着く感じに。またスポーティシートの座り心地は、気持ち硬めとなっている。車重は188kgで取り回しは楽で、ハンドルが少々幅広&前気味に位置しているので、軽く前傾となり、気持ちスポーティなポジション。実際に走ってみるとハンドリングは軽快、エンジンはサーキット走行にも対応するだけあって、反応が良く、スロットルを回すとアグレッシブな音を奏で、全域で力強い走りを発揮してくれる。マイルドな走りが好みのライダーは、やはりSを選ぶほうが良さそうだ。メーターはフルデジタルで視認性が高く、ブレーキングも安定、安心の効き。サスペンションは若干硬めで、タンデムも可能だが、シートが小ぶりで気持ち硬めの座り心地なので、街乗りや近場程度にしておいたほうが良いかもしれない。街中も軽快に走ることができるが、ワインディングや高速ライドのほうがより性能を発揮でき、気持ちよく楽しめそうな感じ。カラーはシルバーアイスとマットジェットブラックの2色。”自由気まま、臨機応変に走りを楽しむ”マシンとしては理想的な一台となっている。
TRIUMPH STREET TRIPLE RS【スペック】
サイズ(mm) | :775/1085 [全幅/全高] |
シート高(mm) | :825 |
排気量・エンジン | :765cc水冷並列3気筒 DOHC12バルブ |
車重(kg) | :188 |
タンク容量(L) | :17.4 |
最大出力 | :123PS |
最大トルク | :79Nm |
価格 | :146万5000円(税込) |
[ 問い合わせ ]
トライアンフコール
TEL:03-6809-5233
ホームページ:https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/roadsters/street-triple
【使用ヘルメット】KABUTO SHUMA https://www.ogkkabuto.co.jp/motorcycle/index.html