GPSが必要なければ、もうこれでいい。
7月9日にシャオミから新しいスマートバンド「Miスマートバンド6」が発売される。価格は5990円(税込)。2019年11月に日本市場に参入した際に投入したMi スマートバンド 4から2年、価格は高くなったものの、進化も凄いので紹介していこう。
全方位で進化した機能を紹介
・1.56インチの全面ディスプレイを採用
「Mi スマートバンド 4」は0.95インチ、「Mi スマートバンド 5」は1.1インチで、いずれも縦長のディスプレイを採用していたが、Mi スマートバンド 6は更に大きい1.56インチの全面ディスプレイを採用した。画素密度は326ppiとスマホ並みの高精細さだ。
縦長から全面ディスプレイになったことで5までより断然お洒落に見えるから面白い。画面が大きくなったおかげで、テキストメッセージや通知情報などもさらに見やすくなっている。
・血中酸素レベルを計測可能に
新たに血中酸素レベルを計測可能になった。Apple Watchをはじめ、血中酸素レベルを計測できるスマートウォッチはほかにもあるが、Mi スマートバンド 6は最安レベルだ。睡眠モニタリング機能と合わせて、睡眠の質をモニタリングしたい人にはうれしい機能。寝ている間もつけっぱなしにできるので計測しやすい。
・対応エクササイズモードが増加
5では11種類だったエクササイズモードが30種類に増加した。また、アウトドアランニングやウォーキング、サイクリングなど6種類のフィットネスモードを自動的に認識してくれる機能も非常に便利(走ったあとに「あ、エクササイズモード設定してなかった」がなくなる)。
どんな人におすすめ? 競合製品は?
重量はわずか12.8グラム、バッテリー持続時間は14日間以上(充電時間は2時間以下)と、バッテリー充電の煩わしさが少ない。着信通知やメッセージアラート、カレンダーリマインダーなど各種通知機能も付いている。なにより価格が安いので、スマートウォッチ入門機としてオススメだ。
Apple Watchなどの高機能スマートウォッチは確かに便利だが、スマートフォンがあれば事足りてしまうことが殆ど。大部分の人にはMiスマートバンドの機能で充分だったりする。Mi スマートバンド 4を購入してApple Watchをまったく使わなくなった筆者が言うから間違いない(はず)。
似た製品として、ファーウェイの「HUAWEI Band 6(8580円)」、Fitbitの「luxe(1万7991円)」「Charge 4(1万9990円)」などがある。HUAWEI Band 6はMi スマートバンド 6とほぼ同等の機能/カタログスペックを持つので、価格やデザイン等で好みの方を選ぶといい。
Fitbitは少し値が張るが、スマホアプリの使い勝手はシャオミやファーウェイをしのぐ。Charge 4にはGPSが内蔵されているのもいい。luxeにはGPSも血中酸素濃度測定機能もついていないが、お洒落なバンドがオプションで購入可能なので、洋服と合わせてお洒落を楽しめる。
歩数や心拍数、睡眠など、生活のログをとり、時に振り返る……という行為は、健康な生活を送るために非常に重要だと、締め切りに追われ不健康な生活を送る筆者は考える。スマートウォッチの入門機としてオススメしたいわけだが、健康を気にしている人にもオススメしたい一品だ。私はMi スマートバンド 4から買いかえること決定です!