ちょっと意外かも知れないが、パナソニックはもう半世紀も前からマッサージチェアを作っている。最初は四角四面の椅子からもみ玉が露出している、いわゆる銭湯などにあるようなイメージの製品だったが、その後どんどん洗練され、ブランド名「リアルプロ」を掲げてからも、すでに20年が経過した。成人です。
その最新モデル「リアルプロEP-MA102」を体験してきた。
昨今、在宅勤務の常態化で肩や腰のコリや、足腰の筋力の衰えを痛感している人が増えている。前者は仕事には適切でないダイニングや座卓でのPC作業による影響が大きく、また後者は通勤や業務による歩行機会の減少が要因。在宅勤務はすでにニューノーマル。カラダメンテのほうもニューノーマル対応が求められているワケです。
編集長はマッサージ/トレーニング器具がけっこう好きで、足を乗せるだけのマクセルのEMS「もてケアFOOT」や、パナソニック「骨盤おしりリフレ」なんか非常に良い製品だと思っている。イタキモでもある。ワタシはもしかしてマゾなのだろうか?
さて今回のリアルプロ20年目の大進化だが、キモは自分でケアすることが難しい太ももの筋肉をマッサージすべく大型エアーバッグが搭載されたことと、わずか10㎜幅でモミ玉を制御する「ヒューマンハンドモミメカ」(←名称もサイコー!)の搭載にある。
体験してみよう。着座状態で右前方のディスプレイによってさまざまな設定ができるのだけど、まずはおまかせ「全身自動コース」がいいだろう。全自動コースメニューは「さすりコース」「指圧痛快コース」など全6種が用意されている。
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もむ力を逃さないよう、肩まわり、太もも、腰まわりのエアーバッグがからだをホールド(写真:カバーを外した上腕エアーバッグ部)。もみ玉が上下に移動しながら「体型センシング」。しかるのちマッサージコースがはじまるが、そこからが至福の約20分だ。
「マッサージ好きの方は刺激を求める傾向がありますので、標準コースでもけっこうグリグリきます」とはパナソニック滋賀工場でマッサージチェア開発一筋25年という原さん(写真)だ。
確かに「う、、、ぐうう~」というくらいのイタキモ感が最高だ。編集長はこれくらいでチョードイイが、強弱は自由に設定できるのでご安心を。
なかでももだえ、感心したのが脚部の太ももと足裏だ。編集長は毎週末15キロくらいジョギングしているのだけど、そのジョグ後の疲労感、足裏、ふくらはぎ、太もも前後の筋肉のハリの解消にこのリアルプロを活用したらどうなるのだろうかと、夢想した。
原さんによれば、歴代売れ筋の色は「半数以上がブラック」。ベージュやホワイトは半々くらいとのこと。
ちなみにパナソニックのマッサージチェアは全4モデル展開、そのうち上位2モデルがリアルプロシリーズとなっている。今回体験した「リアルプロ EP-MA102」はオープン価格ながら、実勢は60万円前後とのこと。カラーはブラック、ルクソールベージュ、アイボリーの3色展開だ。
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