ハイスペックの裏側で人のあたたかみをも感じさせる不思議な存在感のスマートリング”EVERING”。その開発はひとりの銀行マンの熱い想いからスタートした。
「銀行で提供されるサービスの多くはUI(ユーザーインターフェイス)・UX(ユーザーエクスペリエンス)のことがあまり考えられていないと感じていました。なにか便利なモノやサービスを提供しようと考えても、結局システムやアプリといったものが絡んでくる。もっとシンプルで無駄や煩わしさみたいなものを取り除き、ユーザーフレンドリーにできないのか? と考えたのがはじまりでしたね」(EVERING・川田健社長)
“ユーザーフレンドリー”。彼が多く口にしていた言葉だが、銀行員として常に顧客の視点に立ち、試行錯誤を繰り返す中でどうしても引っかかってしまったのが煩わしさだった。
「”EVERING”を体験していただければわかると思いますが、キャッシュレス決済がリングでピッと一瞬なんですよね。フィジカル的にもサービス的にもユーザーフレンドリーで、本当に無駄のない洗練されたモノができたと考えています」(川田社長)
話しながら目を輝かせるその姿からは、まだまだ満足していないというさらなる向上心好奇心がうかがえたが、川田社長いわく、”EVERING”に搭載されたVisaのタッチ決済も認証という機能の一つに過ぎないのだという。すでにスマートロック機能の搭載に向けて動き出している。そんな川田社長にはどんな日本の未来が見えているのだろうか?
「まずは”EVERING”が今まで気づかなかった無駄や煩わしさの存在に気づかせてくれます。例えば鍵とか。リングをかざすだけで家に入れるようになれば、カバンから鍵を取り出して鍵穴に刺して回すという行為は無駄だったということに気づきますよね!? 気づいたらあれスマホなんか取り出していたっけ? 鍵なんて持っていたっけ? というように今は気づいていない無駄を取り除くことによって、余計なことは考えずより自分がすべき本質的な体験・思考に時間を使えるようになる。そこから新しい当たり前が生まれていくと思うんですよね」(川田社長)
なるほど、”EVERING”が目指すべきは、単なる指輪で決済ができるスマートリング、あるいは時代の最先端にあらずというわけだ。
「”EVERING”が大流行! というような単なるハヤリではなく、このリングを着けていろいろなことをできるようになるのが当たり前の世の中になってくれるとうれしいですね。Everytime, everywhere, everyone, everything, “EVERING”です(笑)」(川田社長)
すでに新機能の搭載や異素材での研究などの商品開発を進めており、年内には新色のホワイトもリリース予定。また、”EVERING”使用の環境はVisaのタッチ決済の広がりとともに拡大中で、例えば六本木ヒルズでは出店しているお店には全てVisaのタッチ決済に対応する端末が設置されており、六本木ヒルズ内であればどこでも決済が可能だ。今後もVisaのタッチ決済=”EVERING”対応スポットは増えていく見込み。利用可能店舗についての詳細は”EVERING”公式webをチェックいただきたいが現在、東京・代官山の「代官山 蔦屋書店」や東京・有楽町の「b8ta Tokyo-Yurakucho」などで特設ポップアップストアを展開中。船は出発した。あとは一緒に船に乗り込むかどうか。
”EVERING”は新しい当たり前を創るための冒険のはじまりだ。
EVERING
価格 : | 1万9800円 |
カラー : | ブラック (サイズ17種類) |
商品機能 : | キャッシュレス決済、 チャージ機能 |
有効期間 : | 4年間 |
発売時期 : | 9月発売予定 |
EVRING
http://evering.jp/