このところ、外食産業の中でも一つのキーワードになっている「大豆ミート」。サステナブルな食生活では欠かせない次世代の“肉”として注目され、ファストフードやレストランはもちろん、肉がメインのはずの焼肉店やハンバーグ店などでも続々大豆ミート商品を発売しています。そんな中、ファミリーマートでも新たに9品が登場しました。
ファミリーマートでは、2017年4月から大豆ミートを使用した商品を発売していました。そのころから、健康志向が高まっていましたが、最近は“サステナブル”という観点からも注目されています。今回発売になったのは、バーガーや麺類など9品。さっそく紹介していきましょう。
サラダと名前が付いていますが、パスタが入ってボリューム満点、食事代わりにもなるのが「野菜たっぷり!担担パスタサラダ(大豆ミート使用)」(価格369円+税)。これが、かなり美味しい! 野菜もたっぷり入っていて、ピリ辛な担担風の大豆ミートのそぼろをよく混ぜて食べるのですが、辛味と生姜の風味にハマります。“ちゃんと食べた”感はあるのに、罪悪感がないのは大豆ミートのなせるワザ。298キロカロリーというのがいいですね。
「てりやきレタスバーガー(大豆ミートパティ使用)」(価格258円+税)や「2種類のトルティーヤ タルタルチキン風・スパイシータコスミート風(大豆ミート使用)」(価格369円+税)は、大豆ミート初心者にもおすすめ。バーガーは4種類の醤油を使ったコクのあるてりやきタレを使っていて、大豆特有のにおいもなく、食べ応えも十分。トルティーヤは、大豆ミートのから揚げ×タルタルソースと、大豆ミートそぼろ×タコスの2つの味が楽しめてお得感があります。
スープを最後まで飲み切ってしまうぐらい食べやすいのは「濃厚ごまスープ担担麺(大豆ミート使用)」(価格369円+税)。大豆ミートを使用したそぼろを炒め、ほうれん草や水菜などとともにトッピング。ごま風味の濃厚なスープはこのそぼろにぴったり。しっかりコクはありますが、挽き肉よりさっぱり食べられるので、スープを飲み干したくなるというわけです。そぼろとスープの相性のよさは間違いない組み合わせ!
もう少しこってり感が欲しいときには「甜麺醤の旨み!ジャージャー麺(大豆ミート使用)」(価格417円+税)を。甜麺醤の甘みとしっかりめの味付けで、ボリュームも十分。ラー油で和えたねぎの食感が心地よく、食べ飽きません。油っぽく感じないのは大豆ミートのおかげでしょうか。これで516キロカロリーというのは、ちょっとお得な気がします。
ほかにも、揚げ豆腐にチーズソースと大豆ミートを使ったカレーをトッピングした「チーズとカレーの揚げ豆腐(大豆ミート使用)」(価格306円+税)や、大豆ミートを使ったから揚げとゴロゴロ野菜を黒酢あんで味付けた「黒酢香る!大豆ミートと野菜のあんかけ丼」(価格510円+税)、大豆ミートを使った肉味噌と5種類の野菜、たべる「シールド乳酸菌®」が入った「胡麻香る!担担春雨スープ(大豆ミート使用)」(価格369円+税)、お好み焼きの豚肉の代わりに大豆ミートを使った「キャベツとチーズの玉子包み焼」(価格417円+税)もあり、ひと言で大豆ミートと言っても、味わいが異なり選択肢の幅が広がった感じです。
肉食派としては肉は肉で食べたいという気持ちがあり、肉の代わりではなく、さっぱりした新しい“肉”という感じ。大豆を豆として食べるのも美味しいのですが、大豆ミートはより食べやすく、ご飯や麺との相性がよくなる気がします。そもそも大豆は「畑の肉」といわれています。良質なたんぱく質が豊富で、アミノ酸バランスもよく、肉よりも脂質が少なく低カロリー。食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素も含まれていて、体にはうれしい食材。
しっかり食べ応えもあり、満足度の高い大豆ミート商品は、栄養豊富な大豆を気軽に食べられるという利点が。ラインナップが増えたことで、その日の気分で食べたい味が選べるのがいいですね。肉を我慢して選ぶのではなく、この味を求めて選びたいと思わせてくれる味わい。大豆ミート初心者にもおすすめです。ぜひ一度、この味を試してみてください。