HARLEYDAVIDSON
PAN AMERICA
1250&1250SPECIAL
世の中ニューノーマル時代となり、移動手段として最注目されているバイク。ただ、実際に選び始めるとカテゴリー、デザイン、サイズ、排気量、燃費等も様々で、その種類の多さに迷ってしまうこともある。そこで、僭越ながら、こちらで様々なオススメモデルをご紹介していきたいと思う。その第3回目は[HARLEYDAVIDSON PAN AMERICA 1250&1250SPECIAL ]をご紹介!
写真・文/タイガー安室・ハーレーダビッドソンジャパン 撮影衣装協力:SHOEI、RS TAICHI
ライダーを休日の冒険に誘うハーレーの快適アドベンチャーモデル
試乗会当日は残念ながら雨、会場に到着し、パンアメリカの製品紹介映像の鑑賞、社長の挨拶、そして車両のレクチャーを受けていざ試乗へ。実際に(パンアメリカ1250スペシャル)跨ってみるとシート高830mm(*無荷重状態)で、足つき性(身長172cm・体重65kg・股下82cm)は両カカトが着く程度。サスペンションにARH(アダプティブライドハイト)が加わり、ライダーや同乗者、荷物の重量を感知して自動調整を行い最適な車高を決定して停車時の足つき性を改善してくれる。シートもコンパクトな作りで跨りやすく、程よい硬さで乗り心地も快適。車重は258kgは同クラスのアドベンチャーモデルと大きく変わることはなく、ポジションも比較的楽な体勢で乗ることができる。
走ってみるとハンドリングは軽く、鼓動感も程よく感じることができる。何よりもエンジンが気持ち良く回り、反応が良く、雨だったので、速度は少々抑えたがスムーズな加速も楽しく思えた。またストップ&ゴーも繰り返し試してみたが、ストレスを感じさせないスムーズな反応で上々。これまでのハーレーとは違った魅力を備えたモデルで、オンロード&オフロード問わず楽しめるのも大きな魅力。メーターは先進の大型液晶ディスプレイを採用、無反射ガラスカバーを備え、幅広い照明条件下でも見やすく、タッチパネル方式となっていて操作も良好。先進の安全技術RDRS Safety Enhancenmentsも搭載され、加速、減速、そしてブレーキング時のトラクションに応じてライディングをサポートしてくれる。
またブレンボとの共同開発を行った新しいブレーキシステムも備え、安全性もアップ。そして、ライダーの好みやシチュエーションに適した走行モードが設定され、 ダイレクトで直感的な走りを楽しむことができる「スポーツモード」をはじめ、日常使いに適したバランス重視の「ロードモード」に雨天等の安全性を高める「レインモード」、未舗装路や中程度のオフロードシーン向けに設定された「オフロードモード」、よりハードなオフロードライド向けの「オフロード+モード」、そして自分好みにアレンジ可能な「カスタムモード」も登録することが可能となっている。電子調整式のサスペンションは舗装路はもちろん、荒地やダート走行においても快適さをキープしてくれ、存分に走りを楽しめそうだ。ただ大柄なボディなので、やはり休日のロングライドや林道等を楽しむアクティブライド向き。かつてない存在感を放つハーレーのアドベンチャーモデルは、ハーレーの新しい世界を広げ、冒険心を満たしてくれる一台となっていた。
HARLEYDAVIDSON
PAN AMERICA
1250&1250SPECIAL
使用ヘルメット
SHOEI HORNET ADV
https://www.shoei.com
使用ウェア
TAICHI DRYMASTER
エクスプローラーオールシーズンジャケット
https://www.ec.rs-taichi.com/rsj721.html
スペック
※【】内は1250SPECIAL
サイズ[全長/全幅/全高](mm) | :2265/ー/ー |
シート高(mm) | :890(*無荷重状態)【830】 |
排気量・エンジン | :1252ccレボリューションマックス |
車重(kg) | :245【258】 |
タンク容量 | :21.2 |
最大出力 | :150HP |
最大トルク | :128Nm |
価格 | :231万円〜(税込)【268万700円〜】 |
問:ハーレーダビッドソンカスタマーサービス
TEL.0800-080-8080
ホームページ:https://www.harley-davidson.com/jp/ja/index.html