DJIよりスマートフォン用スタビライザー「DJI OM 5」が発表された。スマートフォンを取り付けることで、ブレのない映像が撮影できる、人気スタビライザーシリーズの5世代目となるモデルだ。本製品の詳細を紹介しよう。
DJI OM 4から大幅に小型軽量化された
折りたたみ時のサイズは前モデル(DJI OM 4)の2/3となり、大幅に小型化された。重量も前モデルから100g近く軽くなっており(DJI OM 5は292g)、より機動性が上がった形だ。
さらに、この小型化されたボディ内には延長ロッドが内蔵されており、自撮り棒のような使い方が可能。前モデルにも3脚用ネジ穴が空いているので、自撮り棒を取り付けることは可能なのだが、さらに重くなるほか、自撮り棒からのジンバル操作ができない。この延長ロッドが装備されたのは大きな進化と言える。
引き換えに、バッテリー容量が減った。前モデルの駆動時間は15時間だったが、DJI OM 5は6.4時間となる。2代前のOsmo mobile 3(駆動時間15時間)を所有している筆者的には、連続で3時間も使用すればスマートフォンのバッテリーが先に無くなってしまうので、6.4時間でも充分だと考える。
進化したActiveTrack 4.0と新機能ShotGuide
動画撮影を補助する機能も進化・充実している。Active Trackは4.0へと刷新。最大5m/sのスピードで、最大3倍ズームを使ったトラッキングに対応し、被写体が激しく動いても正確に認識し続け、フレームの中心に捉え続ける。
新機能のShotGuideは、30組のプリセットの撮影チュートリアルを参考に、プロのような撮影と自動編集で簡単に動画を撮影可能。動画撮影の技法を知らない人には嬉しい機能だ。
他にも、タイムラプス撮影、モーションラプス撮影、ハイパーラプス撮影、美顔効果、スピンショットなど、さまざまな機能や撮影モードを備えている。
オプションの補助ライト内蔵スマートフォンクランプがイイネ!!
前モデルから、スマートフォンをマグネットまたはマグネットクランプを使ってジンバルに固定する装着方法になっているのだが、今回、オプションに補助ライトを内蔵するマグネットクランプ(6160円)が用意されている。自撮りライトのような効果が得られるので、暗所や逆光でも顔を明るく撮影できる。
価格は1万7930円。軽くなり、撮影の幅がさらに広がったDJI OM 5。前モデル(DJI OM 4)も併売されるので、駆動時間やサイズ、延長ロッドの有無などを比べて、自分にあった方を手に入れたい。
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