RPG(ロールプレイングゲーム)やFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)、TPS(サードパーソン・シューティングゲーム)など、本格的なゲームに熱中している人に朗報だ。パナソニックからゲームサウンドをより臨場感豊かに楽しむために特化したゲーミングネックスピーカーが登場した。
近年盛り上がっているeスポーツ市場。そして続々と登場するAAA(トリプルエー)タイトル。昼夜を問わず熱中しているというゲーマーも少なくないはずだ。ゲームによるサウンド環境は映像(ディスプレイ)周りに比べるとあまり充実しているとは言えない。基本的にはスピーカーから鳴らすかゲーミングヘッドホン(セット)を利用することになる。しかし、PCスピーカーでは迫力は足りず、英語にとって重要な音の指向性なども再現しにくい。その点、ヘッドホンは簡単に360度サウンドが再現できるが、長時間つけていると疲れる上、生活音を完全に遮断してしまうため日常生活との両立が難しい。
4つのスピーカーでゲームの臨場感が体感できる
そこでゲーミングネックスピーカーの登場だ。パナソニックの「ゲーミングネックスピーカー SC-GN01」は、首にかけるだけなので生活音を遮断することがなく、それでいて至近距離で迫力のサウンドが聴ける。本体には4つのスピーカーを内蔵しており、TRUE MAGESS(True Majestic Augmented Gaming Environment Sound System)がゲームフィールドに入ったような没入感を生み出してくれる。
実際に装着して「ファイナルファンタジーXIV」のデモサウンドを体験したが、右背後から前方に向かって飛空艇が飛び去るシーンはそのままの音の動きが体験できた。
しかも、それほどボリュームを大きくしなくても十分な迫力が感じられるので、深夜のゲームプレイでも安心。もちろんマイクも内蔵しているのでボイスチャットも可能だ。
有線仕様だから音の遅延がなく身体にも優しい
これまでも数多くネックスピーカーというジャンルの製品は登場してきたしかし、「ゲーミングネックスピーカー SC-GN01」はそれらとは一線を画している。その一番のポイントが有線式だということだ。多くのネックスピーカーはバッテリーを内蔵しワイヤレスで接続する仕組み。しかしゲーミングと考えた時にその仕様は使えない。映画やドラマなどのコンテンツを視聴するのと比べてゲームにおいての音の遅延は致命傷となる。だから、あえての有線式なのだ。
しかも、有線ならバッテリーを内蔵する必要がないため軽量にできる。直径3cmのスピーカーを4つも内蔵しながらわずか質量は244gしかない。だからこそ、長時間のゲームプレイでも装着が続けられる。
「ゲーミングネックスピーカー SC-GN01」のサウンドモード開発にはスクウェアエニックス「ファイナルファンタジーXIV」のサウンドチームが監修。迫力と臨場感が楽しめるRPGモード、正確な音の定位を重視し、足音などが聞き取りやすいFPSモード、そして人の声が聞き取りやすいVoiceモードを用意。プレイしたいゲームの種類によって最適なモードが利用できる。なお、ゲーム以外にMusic、Cinema、STEREOモードも搭載している。
「ゲーミングネックスピーカー SC-GN01」はデジタル接続ができるパソコンや、 PlayStation 4/5、 Nintendo Swicth のテレビモードなら USBケーブルを装着するだけで利用可能。アナログ接続の場合、 音声色端子から接続し別途 USBケーブルでの給電が必要となる。
実勢価格は約2万1780円。ガチゲーマーを自負するなら、必須の サウンドアイテムになりそうだ。
「ゲーミングネックスピーカー SC-GN01」
https://panasonic.jp/compo/products/gn01.html