10月13日、VAIOより新型ノートPC『VAIO SX14』、『VAIO SX12』が発表された。最新OS「Windows 11」を採用するほか、数々の改良が施されており、ビジネス用にはコレを選んでおけば間違いないという出来に仕上がっている。13日より予約開始しており、発売は10月22日となっている。気になる中身を見ていこう。
MIL規格に準拠した軽量堅牢ボディ
新たにボディに採用した立体成型カーボン天板は、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した品質試験もクリアするほどの堅牢さ。このカーボン素材の採用も貢献してか、14型ワイドディスプレイを採用するVAIO SX14は最軽量構成時で約999g、12.5型ワイドディスプレイを採用するVAIO SX12は約887gと軽量に仕上がっている。
ボディカラーはファインホワイト、アーバンブロンズ、ブライトシルバー、ファインブラックの4色(VAIO SX12はローズゴールドも加えた5色展開)。どれもビジネスシーンにマッチしたカラーだ。
フロントカメラは207万画素のWindows Hello顔認証対応フルHDカメラ、または92万画素のHDカメラから選択可能。標準マイクにはAIノイズキャンセリング機能が搭載されており、環境ノイズを除去してクリアな音声を相手に届けることができる。ビデオ会議が増えてきたいま、とても嬉しい機能と言える。
またVAIO Zで採用されている静音キーボードを搭載しているため、オフィスや出先で「タタッターン」と強打しがちな人にもおすすめ。周りに迷惑をかけずに心ゆくまでタイピングができる。
USB PowerDelivery対応ACアダプターが採用!
業界最小クラスのUSB PowerDelivery対応ACアダプターが採用されたことも注目ポイント。USB Power Deliveryによる充電はもちろん、Thunderbolt™ 4接続に対応しているので、外付けストレージなど、さまざまな周辺機器と超高速にデータ通信が行えるようになった。前モデルから小型軽量化(質量・体積ともに約30%減)されているのも嬉しい限り。
バッテリー駆動時間は、VAIO SX14は4K液晶で約17時間、フルHDで約28〜30時間、フルHDタッチパネル液晶で22時間。VAIO SX12は約28〜30時間となっている急速充電に対応しており、1時間の充電で最大約20.1時間分(の使用が可能。内蔵バッテリーの劣化を防ぐ「いたわり充電モード」も搭載している。
VAIO TruePerformanceで、同一CPU搭載PCより高性能!
VAIOは処理性能も非常に高いことが特徴。理由は、VAIOの独自CPUチューニング技術である「VAIO TruePerformance」のおかげだ。放熱の工夫により、最大パフォーマンスを前モデルと比較して約1.5倍に伸ばしたほか、高い処理能力が長時間持続するので、処理能力の高さを体感できる。
CPUにはCeleron 6405(2コア2スレッド)、第11世代Core i3-1115G4(2コア4スレッド)、Core i5-1155G7(4コア8スレッド)、Core i7-1195G7(4コア8スレッド)から選択可能。これに、PCIe Gen4接続のハイスピードSSD(最大2TB)、最大32GBまで選択可能なメモリと組み合わせることで、圧倒的なパフォーマンスを実現する。
インターフェースにはThunderbolt接続も可能なUSB Type-Cポートを2基、USB Type-Aポートを2基、有線LANポート、HDMI端子、ヘッドフォン出力端子を装備している。LTE搭載モデルも用意されており、どこにいても快適なテレワークが可能だろう。
なお、ALL BLACK EDITIONや創立7周年を記念して、勝色特別仕様も用意する。
Writer’s eye
新しく登場した「VAIO SX12」「VAIO SX14」はともに13万3100円(税込)からとなっている。Core i7に16GBメモリ、第4世代ハイスピードSSDの512GBを選ぶと25万円を超えてくるが、このあたりの性能を選んでおけば3年は余裕で戦えるだろう。Windows11の登場に合わせてせっかく新VAIOを購入するなら、それぐらいのパフォーマンスがおすすめ。アフターコロナのビジネスで大活躍してくれること間違いなしだ。なお、11月30日までの期間限定で、PC本体価格が1万円オフ、第4世代ハイスピードSSD512GBが1万円オフのキャンペーンがあるので、早めの購入がお得だ。