すでに退役しながらも、未だ多くの人に愛され続けている艦上戦闘機“F-4ファントムⅡ”。この“日本のファントム”の記憶を文字盤に刻んだリストウオッチ、Sinnの“556.F-4”が、国内限定100本で11月中旬に登場する。これはスクープだ!
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F-4ファントムⅡはアメリカ海軍の艦上戦闘機として開発された。高性能を発揮した結果、後に空軍にも採用されることになる。
ベトナム戦争では北ベトナム軍のミグ戦闘機を相手に空中戦を行い、爆弾も多く搭載できたので地上攻撃にも出撃した。
空対空や空対地攻撃の能力に秀でたファントムは、1960年~70年代当時の多く西側諸国で採用された。各国での運用思想や環境に応じて幅広くカスタムができる能力は高い評価を受けて長期間の運用を可能にしたのだ。
ジェット戦闘機としては異例の生産数5000機を超えるベストセラーとなったファントム。各国でもすでに退役しているが、今でも世界中のファンに愛され続けている。
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航空自衛隊のF-4ファントムⅡは、米空軍の“F-4E”をベースとした“F-4EJ”だ。日本独自の改良を加え、1971年から運用を開始。そして2021年の退役まで50年もの間防空任務につき、偵察型も併用しながら航空自衛隊の大きな戦力として、以下に記す8個の飛行隊で運用された。
【第301飛行隊】
初のF-4飛行隊として百里基地で発足。マークは筑波に住むといわれるカエルと任務から無事に帰る、をかけたもの。
【第302飛行隊】
F-4で最初の対領空侵犯措置任務についた。マークは北海道に生息する尾白鷲と302を図案化した人気の高いもの。
【第8飛行隊】
F-1の退役後に三沢基地で同任務を引き継ぐ形で発足。マークは以前からのコールサイン、パンサーを継承している。
【第305飛行隊】
百里基地で2個目のF-4飛行隊として編成された。マークは水戸偕楽園の梅をデザインしたもの。
【第306飛行隊】
F-4最後の飛行隊として小松基地で発足。マークはイヌワシの横顔をデザインしたもの。F-4EJ改を最初に運用した。
【第304飛行隊】
4番目のF-4飛行隊として築城基地に発足。マークは英彦山に棲むといわれる天狗をデザイン。天狗になるな、の意味もあり。
【第303飛行隊】
小松基地で第306飛行隊とともに日本海方面の防空を担った。白山の龍神の横顔と第6航空団の6をデザインしたもの。
【第501飛行隊】
航空自衛隊唯一の偵察飛行隊。RF-4EとRF-4EJの2タイプを運用。大規模災害時には航空写真を撮影し、救援活動を支援した。
【スプーク】
F-4ファントムを象徴するマークとして世界的に有名なのがこのスプーク(お化け)。記念塗装機などに好んで描かれる愛嬌のあるデザインだ。
その運用期間中、近代化改修と運用寿命延命対策が施され、機体各部に数々のアップデートを実施する。このタイプは“F-4EJ改”と呼ばれ、アビオニクス(搭載電子機器)を最新のものに換装し大幅に能力が向上した。
この“日本のファントム”の記憶を各飛行隊マークで文字盤に永遠に刻むリストウオッチ、それが“556.F-4”なのだ。
Photo/Shutterstock(viper-zero)
これが文字盤に8個隊の飛行隊マークのプリントと、ローターにスプークのプリント&シリアルナンバーの刻印を施した“556.F-4”だ。
1時位置に「第301飛行隊」、2時位置に「第302飛行隊」、4時位置に「第8飛行隊」、5時位置に「第305飛行隊」、7時位置に「第306飛行隊」、8時位置に「第304飛行隊」、10時位置に「第303飛行隊」、11時位置に「第501飛行隊」のプリントを施している。
ローターには、「スプーク」のプリントとシリアルナンバーの刻印が施されている。
“556.F-4”はSinnの“556”シリーズの中でも人気の高い“556. A”をベースとしている。“556.A”はコックピットクロックにインスピレーションを受けて誕生した自動巻き腕時計だ。
下の写真の奥に写っている1995年製ナビゲーションボード・クロノグラフ“NaBo 25/8”と文字盤を比較すればすぐにわかるはずだ。どちらも3・6・9・12のインデックスが実に目につきやすくデザインされている。つまり、コックピットクロックの持つ極めて高い視認性という機能をそのまま踏襲したリストウオッチといえるだろう。
ムーブメントにはハイグレードなセリタ社のCal.SW200-1(自動巻/26石/28,800/振動パワーリザーブ38時間)を採用。
また、厳格なドイツ工業規格に準拠しており、耐磁性能はのDIN 8309(4,800A/m)。ちなみに日本工業規格のJIS第1種耐磁時計も4,800A/mと同等である。耐圧防水性能はシースルーバックでありながら、DIN 8310に準拠する20気圧(200m)防水となっており、腕に着けたままプールや海で泳いでもまったく問題ない。
そして、316Lのステンレススチールケースとブレスレットは、しっとりとした装着感とソリッド感の高いサテン仕上げ(筋目仕上げ)だ。マット仕上げ(艶消し仕上げ)やポリッシュ仕上げ(鏡面仕上げ)にはない艶っぽい輝きがあり、高い機能性を保ちながら、よりスタイリッシュに仕上がっている。
発光はスーパールミノーバ。太陽光なら瞬時にフルチャージされ、曇天や雨天の場合は30秒ほどかかる。
昼白色や昼光色の蛍光灯なら、フルチャージまで30分ほど。ただし電球色では、なかなかチャージない。
暗所での発光時間はおよそ2〜3時間だ。
556.F-4
価格33万円(税別価格30万円)
SPEC
ムーブメント:SW200-1(自動巻/26石/28,800振動)/時・分・秒(センターセコンド)/ケース:ステンレススチール/ベルト:ステンレススチールブレスレット/風防:両面無反射サファイアクリスタル/リューズ:ねじ込み式/裏蓋:サファイアクリスタル、ねじ込み式/防水性能:20気圧防水/負圧耐性/ケースサイズ:直径38.5mm×厚さ11mm/重量:65g(ベルトを除く)/ベルト幅:20mm
“556.F-4”の購入者全員に、時計と同じく8個隊&スプークのワッペンを付けたヘルメットバッグをプレゼント。
国内限定100本なので、気になる人はすぐに下の取扱店をチェック!!
[取扱店一覧]
東京 | ジン・デポ渋谷 | 03-6416-0020 |
大阪 | ジン・デポ心斎橋(ケルエ) | 06-6243-6868 |
福岡 | ジン・デポ福岡(岩田時計店) | 092-741-0045 |
山形 | 精工堂 | 0237-42-0478 |
石川 | ディーカラット | 076-210-5775 |
栃木 | 時計・宝飾 カマシマ | 028-633-2739 |
東京 | ISHIDA 新宿 | 03-5360-6800 |
東京 | 伊勢丹 新宿店 本館5 階 時計ショップ | 03-3352-1111(大代表) |
東京 | ティーエス・ホリウチ | 03-3831-9733 |
長野 | グラール 長野店 | 026-217-7271 |
静岡 | Chronostaff DAH DAH | 053-411-3507 |
愛知 | A.M.I NAGOYA PARCO | 052-264-8597 |
愛知 | 優美堂 | 0586-73-1238 |
愛知 | 瀬戸 日本堂 | 0561-84-3380 |
奈良 | 小柳時計店 | 0744-22-3853 |
兵庫 | 時計のミヤコ 1号店 | 078-333-6773 |
岡山 | アイジュエリー ウマキ 岡山店 | 086-244-5888 |
広島 | 服部時計店 | 082-246-4646 |
上記以外のジンショップはジンの公式サイトでご確認ください。