手軽に食べられるコンビニのカウンター周りのファストフード。学校帰りのおやつにとか、ビールと一緒に酒のオツマミなど購入する人は多いのでは? 各社それぞれ魅力的な商品を出しているが、ローソンではチキン系に力を入れていて、代表アイテムであるからあげクンやLチキなどチキンフライフーズの歴史は古い。そして、10/26から満を持して投入されるのがパリチキだ。
同アイテムを統括する商品コンセプト開発部シニアマーチャンダイザーである内田恵美さんによれば「フライドフーズについては、1979年にCVS初となる店内調理のフライドフーズを、1986年には指でつまめるをコンセプトによるからあげクンを発売。今では、からあげクンはシリーズ累計36億食突破、Lチキを含むフライドチキンは年間1億食を超える売り上げがあります」と解説。ただ、「20代~の女性や、脂系を避ける中年男性などに対してはアプローチしきれておりませんでした。そこで、新たに開発したのが”パリチキ”となります」とのこと。
Lチキに比べて4割の衣を薄くし、カロリーも約10%オフ。また、塩分量も2割を減らしという(同社のLチキ100gに対して)。「テストでおこなった先行発売ではフライドチキン系が2倍となり、ホットフライドフーズ全体としても3割増加となり手応えを感じました」。パリチキは通年発売で、スパイスを使わずにシンプルな塩ベースで味付け。最も、気を付けたポイントは食感、音への着目だ。パリッとした食感を出すために衣を工夫し4割カットの他、中の水分が染み出しにくい製法とすることで皮のパリッ具合を出したそうだ。
実際に食べてみると、パリッとした食感。でも、中は柔らかいのでぎゅっと肉汁が溢れてくる。隠し味として入れ込まれた生姜、リンゴ果汁で塩ベースながらも香りも上品で全体的にジューシーながらも後味がしつこくないのが嬉しい。(※筆者注:ビールのペアリングは最適解)。「1月には玉ねぎやニンニクなどを刷り込んだのを入れ込んだ。パリチキ(ザ・ニンニク)も既に投入予定で、からあげくんを超える製品にしたいと考えている」と内田さん。パリッ!ジュワな味わいが楽しめる、ローソンのニューフェイスは要チェックだ!