BOSEから 新しいノイズキャンセリング機能を搭載した新型ノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort 45 headphones(以降QC45)」が登場した価格は3万9600円だ。ちょっといいワイヤレスヘッドフォンを探していた人は要注目。家でも外でも大活躍しそうな製品に仕上がっている。
改良されたノイズキャンセリング機能。周囲の音取り込みモードが嬉しい
QC45の最大の特徴は、より進化したノイズキャンセリング性能を搭載することだ。BOSEが世界最高クラスと誇るこのノイズキャンセリング機能に、快適な装着感と独自の音響技術を組み合わせることで、深みのあるクリアなサウンドを実現している。
新しいノイズキャンセリング機能には、キャンセリング性能を高めた「Quiet」モードと、周囲の音をと取り込む「Aware」モードの2つのモードを搭載する。「Quiet」モードは、通勤電車、騒がしいオフィス、カフェなどで生じる中音域のノイズを検知して測定、「一瞬」にして打ち消すとする。音楽を楽しむのに邪魔なノイズを強力に消せるというわけだ。
一方の「Aware」モードは、ヘッドフォンをしたままでも周囲の音がはっきりと自然に聞こえるモード。このため、移動中に装着しても危険が少なく、重要なアナウンスなどを聞き漏らす心配もない。競合製品が搭載する機能をBOSEも搭載し、より死角がない状態になったというわけだ。
4つのマイクとノイズリジェクティングマイクシステムでクリアな会話を実現
さらにQC45には新しい4つの超小型マイクを搭載し、自分の声を集中的にピックアップする仕組みも搭載する。このとき同時に、ノイズリジェクティングシステムが周囲の不要な音をフィルタリングすることで、屋内でも屋外でもクリアな音声で会話が可能になるというわけだ。
更に嬉しいのがバッテリー駆動時間も向上している。QC45は1回の充電で最大24時間の連続再生が可能。しかも、USB-Cケーブルで充電可能で(音楽再生はできない)、満充電まで約2.5時間、15分のクイックチャージで最大3時間音楽の再生ができる。
音質ももちろんGOOD! Hi-Fi(ハイ・フィデリティオーディオ)で再生
もはや言うまでもないことだが、圧倒的な高音質も堪能できる。BOSE独自のTriPortテクノロジーやアクティブEQにより、音楽、ポッドキャスト、ビデオなどあらゆるコンテンツを、原音に近い高音質で再生可能。圧倒的なノイズキャンセリング機能と、BOSEの蓄積されたテクノロジーが、どこにいても最高の音空間を作り出してくれる ということだ。
音楽だけじゃなく、ビデオ会議でも使えそうなQC45。少し値は張るが、長く愛用できる製品となること間違いなしだ。
Writer’s eye
ノイズキャンセリングヘッドフォンがあれば、外でもリッチな音楽体験が楽しめる。イヤフォンでは味わえない音質・音圧を楽しめるので、1本持っておくのはアリだと思う。本製品はBOSEの音が好きならまず間違いない製品だろう。競合となるソニーの「WH-1000XM4(4万4000円)」と比較すると満足のいく買い物ができるはずだ。