日本最大級の皮革展示会、東京レザーフェアーとは
みなさんこんにちは。レザーソムリエのマキマキです。今回は12月に行われていた『第102回東京レザーフェア』に行ってきたので、気になる部分をレポートしたいと思います。
東京レザーフェアーは日本最大級と言われている皮革や革に関連する資材のトレードショーです。コロナの影響で昨年は中止していたと思いますが、今年は開催されました。革や靴の材料やバッグの材料などのメーカーさんが、新商品などを披露する展示会です。100社近くの企業が集まる比較産業でも一番大きな展示会で、僕も毎年必ず足を運んでいます。全てをご紹介することができなので、マキマキの独断で特に気になった商材をレポートいたします。
まずはサボテンから生まれたヴィーガンマテリアル。サボテンを砕いてポリウレタンを組み合わせているそうです。質感は革に近く、驚きました。まあ、本革…ではないですが、いよいよ新しい時代が来てるなーと肌で感じました。動物の革、植物の素材など多様に選べるなることは良いことだと思います。僕は動物の革が好きですけどね!!
次は刷子(刷子)です。革の展示会で刷子!!と思ったかもしれませんが、靴や革のお手入れには刷子は必修です。さすが刷子専門だけあり、様々な用途にあった刷子がありました。毛の種類も色々あり、ついじっくり見てしまいました。特に最近は爪刷子が人気のようで、爪の間をブラッシングするのですが、感染症対策の影響もあるのか、指先を綺麗にするアイテムで人気とのこと。馬の毛の歯ブラシなど面白いものがありました。
次は一枚革がずらっと並ぶブースです。一頭丸ごとの革はやはり見ているだけでワクワクします。部位によって表情が異なるので一枚の革でも色々楽しめます。特に最近は革丸ごと一枚を直接販売してくれる革屋さんも増えていて、一般の方も購入しやすくなりました。レザーフェアレポートなんですが、量が膨大すぎるので、革については別途でじっくりレポートいたします。
続いては、靴の資材全般を扱うブース。写真は靴のソール(底)です。最近は軽量なものが人気です。各メーカーさんが開発して色々なデザインや底意匠を開発しています。材料あっての靴だと改めて思いました。
さて、最後は靴メーカーさんが集まっていたブースがありました。これは浅草の靴組合が出展しているとの事。組合に加盟しているメーカーさんが自社の靴をアピールしています。気になったのが、測定器があって足の測定が出来るものでした。
では、早速測定を…僕じゃない方に測定してもらいました。1分ぐらいで測定終了。足長だけでなく、足囲なども測定してくれます。測定したデータで基準の靴を試し履きします。靴の幅のサイズがD、E、2EとありD→2Eになるにつれて広くなっています。基準の靴は各メーカーで同じ木型(靴を作るときの型のようなもの)を共通利用し、作り方も統一をしていて、一度自分のサイズが分かればどのメーカーの靴も、サイズが合うという画期的なものです。レディースはi/288というもので288のパターンがあるそうです…すごい。
メンズは浅草のメーカーさんが集い『Tokyo Foot Tailor』と名付けて来年からPOP-UPも行うとの事です。ぜひ、チェックしてみてください。
と、測定したサイズをもとに試し履きしました。「あ、なんかちょうどいい!!」という感想でした。このシステムが広がれば、ネットでも購入しやすくなるので、期待値『大』ですね。
今回は思いっきり凝縮した形でしたが、レポートしたものはまた個々に深掘りしていきます。
次回も革に関するお話しをさせていただければと思います。
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