今年の年クルマといえばポルシェ・マカン


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 さて、2022年は寅年です。年男ならぬ年クルマを探せ!

 で最初は軽「トラ」ックとか思い浮かんだのですが、編集担当に怒られそうなので、真面目に考えました。そうだ、ポルシェ・マカンがあるじゃないか! マカ ンはインドネシア語で「トラ」を意味するし、干支にも合っている、うん。というわけでマカンのご紹介を。

 ポルシェ・マカン。ブランド初のSUV、カイエンの弟分にあたり、コンパクトSUVになる(実際はミドルサイズSUVだけれども)。日本には2014年に導入された。クルマの基本設計はアウディQ5と同じもモノを採用しているというが、やはりブランド色が出ているのがおもしろい。それは生粋のスポーツカーメーカーが手がけるだけあり、SUVながらも優れたハンドリング性能が特長。それでいてキチンとオフロードモードを備えているので、オンでもオフでも使える万能選手なのだ。


 2021年の7月にはマイナーチェンジ(以下MC)を受けた。

合わせてグレード体系が一新され、マカン、マカンS、マカンGTSの3種に。ターボはラインナップからはずれ、その役割をGTSが担うことになった。搭載されるエンジンも若干変更されどのモデルもMC前よりもパワーアップされている。
754万円のプライスを掲げるマカンに搭載される2リッター直4ターボは265PS(MC前比+13PS)に。ジツはこの2リッターターボエンジン、最近発表されたゴルフGTiと同様のモノといわれている。続いて977万円のマカンSにはMC前にGTSに載っていた2.9リッターV6ツインターボが与えられ、380PS(MC前比+26PS)、トップモデルのマカンGTSの2.9リッターV6ツインターボエンジンは440PS。

この出力はMC前のモデルに比べてなんと60PS! もアップしているのだ。ちなみにお値段は1188万円。いずれもミッションは7速PDKで、駆動方式はAWDを採用。
 主なエクステリアの変更はウィンカーが上方に移動し、LEDヘッドライトは全モデル標準装備に。フロントバンパーを見ればMC後かどうかがわかる。

 また大径化されたホイールはマカンの19インチ、マカンSは20インチ、マカンGTSは21インチに。マカンにはオプション設定されるPSAM(ポルシェアクティブサスペンションマネジメント)はS以上には標準装備。これはダンパーの特性がモデルごとに最適化され4輪の減衰力を個別に連続的かつアクティブに調整するという。

 インテリアでは市場のように並んでいたセンターコンソールのスイッチ類がタッチパネルになった。

ステアリングも911譲りのマルチファンクションステアリングホイールに。

2023年には純EVモデルになると噂されるマカンは市場での人気は絶大。中古車ながらも新車とほぼほぼ同じ価格のも見受けられるほど。リセールバリューの高い人気車種となっている。

ポルシェ・マカン


価格754万円
全長×全幅×全高4726×1922×1621(mm)
エンジン1984cc直4ターボ
最高出力265PS/5000-6500rpm
最大トルク400Nm/1800-4500rpm

ポルシェ https://www.porsche.com/japan/jp/
ポルシェコンタクト 0120-846-911

  • 自動車ライター。専門誌を経て明日をも知れぬフリーランスに転身。華麗な転身のはずが気がつけば加齢な転身で絶えず背水の陣な日々を送る。国内A級ライセンスや1級小型船舶操縦士と遊び以外にほぼ使わない資格保持者。

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