ダイハツ・ハイゼット&アトレーが
仕事も遊びも100倍楽しくしてくれる!!


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四角くなって、もはや死角無し!

 1999年にバンタイプの「ハイゼット」を引き継ぐ形で誕生した「ハイゼット カーゴ」。9代目(’99年〜)はイタリアのイタルデザインが手がけた滑らかな曲面ラインのフォルムを持ち、10代目(’04年〜)はマイナーチェンジで機能を充実させながら、ハイゼットシリーズ最長寿モデルとして存在感を示したが、その丸みを帯びたフォルムゆえに搭載量などで競合車に比べ使い方によって不利な部分も。
 だが、次世代プラットフォーム「DNGA」をベースにした今回の11代目カーゴは、ボディラインの角度を立たせた精悍なスクエアボディへ生まれ変わったのが大きなトピック。それによって荷室のスペースもきっちり四角く広くなり、荷室の床や壁面もフラットに仕上げられているので、新型コロナ禍で急増した通販などの箱型荷物も傷つけずに隙間無く積み込むことが可能。そのおかげで積載量は軽商用車ナンバー1に。スライドドアやバッグドアの開口部も広くなり、床面地上高も低いので積み下ろしが楽なのも、ボディのスクエア化による恩恵だ。
 さらに最大のニュースは、商用車に求められる静かで滑らか&高燃費を実現させたクラス初のFR用CVTを搭載したこと。発進や変速ショックで荷物を傷つけることなくスムーズな加速性能を実現。さらに使い勝手の良い収納の数々や、何度も乗り降りする用途に応えたキーフリーシステムやドアの自動オープンなど、仕事で使われることを見越した機能と工夫が満載。まさに初モノづくしの一台。それが新型ハイゼット カーゴというわけだ。

リアシートを倒した荷室の広さは大人2 名が余裕で寝転がれるほど。助手席を前に倒せば、なんと最大2650㎜の長モノも積めてしまう!
配送の場合、多くの荷物は箱形。なので荷室の四隅を四角くすれば効率よく荷物が積み込める。

写真/阿部秀明


https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm


た・さ・い・な新顔、ハイゼット&トラック

 日本独自のモノとして忘れてはならないのは軽トラックだ。へヴィユーザーは軽トラと言わずケットラと言うとか言わないとか ⁉   そんなケットラのパイオニアは、誰が何と言おうとダイハツのハイゼット。同車は日本の軽トラのひとつの頂をなす。販売台数というモノサシで語るなら、首位を独走中なのだ。無論、支持されるのにはそれだけの理由もある。
 軽トラックは農業をはじめとする一次産業から建設、物流まで生活を影で支えてきた実力〝車〞。最近はニッカボッカを履いたおにいさんや農業女子が乗っているイメージもあるが、業界に押し寄せる高齢化の波は避けられないのが現状だ。そんなニーズに対応するため、ハイゼットでは衝突被害軽減ブレーキを装備。この装備は軽トラックでは初になるし、MT車としても初採用のモノ。紫外線・赤外線カットのガラスやバニティミラー付きのサンバイザーなどもいち早く設定し女性ユーザーをはじめ、好評を博している。とくに、ボディカラーはいままでの白一辺倒なイメージから、オレンジをはじめとする多彩なラインナップでクルマどころか使用する業界のイメージまでも変えた、といっても過言ではないだろう。
 今回マイナーチェンジした現行のトラックは、ダイハツブランドとしては初の軽4輪車として1960年にデビューした初代から数えて10代目になる。つまり、半世紀以上つくり続ける国宝級モデルといっても過言ではない。ハイゼットトラックの車両コンセプトは〝たさいトラック〞。この〝たさい〞には多載、多才、多彩の3つの意味があるという。

荷台の広さはさすが!長さ640×幅320×高さ320㎜のいわゆるりんごコンテナサイズの箱なら48個、20Lサイズのポリタンクは40個まで積載可能。
“たさい”に違わぬ多彩なボディカラーも魅力だ。全7 色から選べる、という理由で指名買いするユーザーや女性ユーザーが多いのもハイゼットあるあるネタ。それは業種やお店の個性を表すのにもひと役買っている。
コックピットは身長182㎝の編集担当が座っても窮屈さを感じない、ゆったりとしたものだった。

写真/熊谷義久 文/海野大介


https://www.daihatsu.co.jp/lineup/truck/index.htm


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