マスク生活に欠かせない「眼鏡の曇り止め」 効果&使い勝手で選ぶなら?

マスク生活に欠かせない「眼鏡の曇り止め」 効果&使い勝手で選ぶなら?

 まだまだマスクが欠かせない生活が続きそうな現在。今や眼鏡ユーザーにとって欠かせないアイテムとなったのが、眼鏡の曇り止めだろう。

これまで曇り止めが必要なシチュエーションといえば、ラーメンを食べるときなどある程度限定されていた。ところが、マスクから漏れる息でつねに眼鏡が曇ってしまうとなれば、何かしら対策が必要だ。

私は眼鏡ライターという仕事柄、各種メーカーのさまざまなタイプの曇り止めを使っている。今では毎朝眼鏡を洗ってから、曇り止めをつけるのがもはや日課に。自宅でしっかりとケアするときには、強力なジェルやスプレータイプを使用している。一方、忙しい朝や外出先でも手軽に使えるのが、曇り止め成分を含んでいるウェットシートやドライクロスタイプのものである。

それぞれの特徴などについて語ると長くなってしまうので割愛するが、なかでも手軽さと効果の高さのバランスが良く、この冬愛用しているのが、眼鏡関連用品メーカー・パールの「トラベルレンズペーパー スッキリ爽快シート」だ。

マスク生活に欠かせない「眼鏡の曇り止め」 効果&使い勝手で選ぶなら?

こちらは、拭くだけで汚れを落とし、曇りも防止してくれるウェットシートタイプ。中身は個包装になっているので持ち歩きやすく、私はいつも化粧ポーチに数枚入れておいている。

マスク生活に欠かせない「眼鏡の曇り止め」 効果&使い勝手で選ぶなら?

使い方は簡単。シートに液が含まれているので、これが乾かないうちにレンズ両面を拭き上げるだけ(レンズの表面に砂やチリなどが付いている場合は、あらかじめ落としてから使うこと)。ドラッグストアなどで見かける同タイプの製品と比べると、もう少しウェットな感じなので、眼鏡2本分は余裕で使える。拭き筋が残ってしまった場合は、さらに軽く拭き上げればOK。それでも残ってしまうときにはティッシュで軽く拭いてしまうこともあるが、それでもあまり効果には影響がないと私個人は感じている。

クリーナーと曇り止めを兼用しているウェットシートタイプは、正直なところ曇り止めの効果が弱い製品も少なくない。だが、こちらはきちんと効果を発揮してくれる。

マスク生活に欠かせない「眼鏡の曇り止め」 効果&使い勝手で選ぶなら?

上の写真は向かって左のレンズにスッキリ爽快シートを使用、右のレンズは何もケアしていない状態なのだが、お湯を入れたカップの上におけば、その違いは一目瞭然だろう。難点を述べれば、使い捨てゆえ少々コスト高になることだろうか。それゆえ、ジェルやスプレータイプと併用し、自宅・外出先とそれぞれに適したシチュエーションで使うのもアリだ。

曇り止めは効果の高さが選びのポイントとなるのは、言うまでもない。だが同時に、自分にとっての使い勝手の良さも大事なポイントとなる。使用感の好みや、使用するシーンも踏まえて選べば、より快適に使うことができるはずだ。

パール「トラベルレンズペーパー スッキリ爽快シート」
20包入りで参考価格550円(税込み)
https://pearlweb.jp/

  • 眼鏡ライター。眼鏡専門誌『MODE OPTIQUE』をはじめ、モノ雑誌やWEB媒体にて眼鏡にまつわる記事やコラムを執筆している。TV、ラジオ等のメディアにも出演し、『マツコの知らない世界』では眼鏡の世界の案内人として登場。眼鏡の国際展示会「iOFT」で行われている「日本メガネ大賞」の審査委員も務める。
  • https://twitter.com/mireiton

関連記事一覧