北欧好きにはおなじみのマリメッコ。1951年に創業し、今年70周年を迎えます。それを記念したアイテムの第一弾が、2021年2月17日(水)~23日(祝・火)に、松屋銀座(1Fイベントスペース)で先行発売されます。いよいよ登場となる気になるコレクションをご紹介します。
70周年のアニバーサリーを記念して、世界中の才能あふれる若いクリエーターたちとタッグを組み、新たな視点からマリメッコのデザイン言語・デザイン哲学を再解釈するプロジェクトを始動。そこで誕生したのが「Marimekko Co-created」(マリメッコ コークリエイテッド)。アニバーサリーイヤーの今年、年4回に渡りシーズンコレクションの一部として、ファッションとホームの両カテゴリーで限定カプセルコレクションを展開します。
今回登場する第一弾では、「Art of Printmaking」(プリント作りのアート)をテーマに、フィンランド出身のデザイナー、アンッティ・ケッキとマッツ・ビョリン)がコレクションを手掛けています。
マリメッコといえば、フィンランド発の「プリント作りのアート」で知られるテキスタイルブランド。日本では、ケシの花がモチーフの「ウニッコ」柄がよく知られていて、ファンが多いデザインの一つ。
その“ウニッコ”の生みの親が、マリメッコを代表するデザイナー、マイヤ・イソラですが、今回のコレクションは、「ウニッコ」や「キヴェット(石)」、「ロッキ(カモメ)」など、マイヤ・イソラのアイコニックなプリント、そして、マリメッコの創設者アルミ・ラティアが残した名言、30年前に撮影された写真を組み合わせたユニークなものになっています。
パッチワークのようにモチーフをコラージュするほか、プリントデザインを刺繍やヴェルヴェットのフロック加工によって表現するなど、アニバーサリーならではのユーモラスで意外性のあるテクニックを駆使したデザインが登場します。
ファッションアイテムとしては、Tシャツやシャツ、トレーナー、スニーカーを展開。ユニセックスなので、男女問わず、年齢問わず、楽しめます。通常のマリメッコのデザインではなかなか見ないコラージュは新鮮に感じます。
ホームコレクションでは、手に取りやすいマグカップやプレート、クッションカバーなどのテキスタイルアイテムで「コラージュ」を表現しています。マイヤ・イソラのデザインを組み合わせたコラージュが、70年のマリメッコの歴史を物語っているよう。
歴史を積み上げながらも、決して古さを感じさせない、伝統的なのに新しいマリメッコの魅力を体感できる「Marimekko Co-created」。個人的に今回一番気になったのはファブリックバッグ。「ウニッコ」や「ロッキ」などのデザインのコラージュはもちろん、取っ手部分に入っている「Marimekko」のロゴにも心を掴まれます。
最後に今回のコレクションに関して、マリメッコ社のレディ・トゥ・ウェア/バッグ&アクセサリー担当のヘッドデザイナー、サトゥ・マーラネンのメッセージをご紹介します。「“マリメッコのエッセンスの部分を際立たせてくれる、斬新で面白いコンセプトはないだろうか?”と考えていた中でたどり着いたのが「Marimekko Co-created」のコンセプトでした。
“Co-created”とは、新世代のアーティストたちとタッグを組み、マリメッコ70年の歴史において脈々と受け継がれてきたものを題材に、アーティスト独自の視点で再解釈・表現してもらうプロジェクト。ファーストコレクションでタッグを組んだアンッティとマッツはグラフィックデザイナーということで、今回のテーマにはぴったりのアーティスト。コラボレーションアイテムを、まるでグラフィックのレイアウトを組むような手法でデザインしてくれました。様々なアーカイブプリントや素材感、そして、隠されたメッセージを組み合わせ、異なる要素が織りなす、素晴らしいコレクションが完成しました」。
松屋銀座(1Fイベントスペース)での先行販売では、税込み¥16,500以上購入すると、70周年を記念したロゴ柄ファブリックバッグがプレゼントされるのも、ファンとしては見逃せません。会場に足を運べないという人も先行販売後は、マリメッコのオンラインショップでも販売されるので、ご安心を。
70周年を迎えたからこそ生まれるMarimekkoの新しいアイテム。アニバーサリーイヤーだけの特別なデザインをぜひチェックしてみてください。
■マリメッコ公式サイト:www.marimekko.jp