★今回おすすめのお酒
「グレンアラヒー15年」
バー紹介の回では、私がそのバーで愉しんだウイスキーを紹介します。
店長にもおすすめされた「シェリー樽のみで熟成された」ウイスキー。シェリーの香りや色を楽しめるストレートで愉しみましょう。
※詳しいウイスキー情報はこちら
「バーの愉しみ方」とは?
「バーでお酒を飲みたいけれど、どこに行っていいかわからない」という声をよく聞きます。
そこで、この連載では私が「ぜひ行ってもらいたい!」と思うバーを紹介していきます。
みなさんがバーに行った時に、美味しいお酒を愉しむ手助けになればと思いますので、細かい様子や体験談ではなく『バー行った時に、楽しむポイントがわかる』内容にしたいと考えています。
各バーでのお酒の愉しみ方はもちろん、これを見るだけでも価値あり、というこだわりのモノなどを独自の目線でお伝えします。
大人のバーが7店舗!銀座ハートマングループとは?
まずはじめは「銀座」から。
ハートマングループは、40年来の友人でもあり、若い頃は銀座で一緒にお酒を飲み勉強(笑?)していた立原氏が1992年に「D-ハートマン」をオープンして以来、現在では、グループとして7軒のバーがあります。
オーナーの立原氏が「チェーン店のように、どこに行っても同じではなく、それぞれのバーに個性があるのがハートマングループの魅力。違いがありながらも、根底にあるホスピタリティは同じで、お客様が安心して“はじご酒”が愉しめるのがハートマングループのバーです!」と熱く語る通り、こんなバーグループは銀座といえども数少ないと思います。
そこで、まずはハートマングループのバーを1軒ずつご紹介“はしご酒”していこうと思います。
「D-ハートマン」の愉しみ方
1軒目は、ハートマングループの大本山でもある「D-ハートマン」から。
『銀座らしい「おもてなし」の心を大切に、何世代も通える銀座のバー』というコンセプトを、エレベーターを降りた瞬間から感じられるでしょう。
“ロンドンに古くからあるお洒落なバー”をイメージしたオーセンティックな雰囲気はまさに「銀座」の雰囲気です。
少し緊張してしまうかもしませんが、すぐにバーテンダーの優しい声に迎えられますので、ご安心を。
店内には、カウンターとテーブル席があるので、その時の相手や気分で選べます。
そして、圧巻はバックカウンターのボトルたち。並んでいるお酒たちを眺めているだけでも楽しくなります。
バックヤードも含めると1,400種類、ウイスキーだけでも500種という、品揃えならぬ“お酒揃え”を誇っていて、シャンパンから芋焼酎まで全てのお酒が揃っています。
Dハートマンの魅力を「バー業界の“三越本店”」と語った上西川原(かみにしかわら)店長。
単にお酒が多いだけではない、ただのデパートでもない、“三越本店”という一言を迷いなく言い切る様子に、自信と覚悟を感じます。確かにD-ハートマンのバーテンダーは、プロのバーテンダーである以上にコンシェルジュやバトラーのようなオーラとマインドも感じます。 Dハートマンに行ったら、そんなバーテンダーと自分の好きなお酒について話してみましょう。(この時にちょっとお酒に詳しいとカッコイイ!)きっと自分の好み、またはそれ以上のお酒を提案してくれるでしょう。
専任シェフがフードメニューを作っているので、どの料理もレストラン並みのクオリティ。お腹を空かせて1軒目として訪問しても大満足できること間違いなし。
バーの雰囲気、バーテンダーのサービス、お酒揃えとどんな場面でも、どんな相手を連れてきても絶対に安心なのがD-ハートマンなのです。
D-ハートマンこだわりのモノ
カウンターに座ったら、ぜひ天井を見上げてみてほしい。
「馬の置き物がたくさん!」
これは、「ブラントン」というケンタッキーストレートバーボンウイスキーのキャップなのです。
現在では8種類の異なる形があることでも有名で、バーで飾られているのもよく見かけます。
輸入が始まった当初からバーで提供していたオーナーの立原氏が店内に置き始めたのが始まりなのだそう。
そして、キャップを置くディスプレイ台にも、D-ハートマンが深く関わっているとか。
実は、オーナーがお客様のために、手作りでこんなディスプレイを作っていたのを、宝酒造の営業担当者がとても気に入って、それ以来このディスプレイ台が作られるようになったそうです。
お客様に喜んでもらいたい、というD-ハートマンのホスピテリティから生まれたディスプレイなのですね。
他にも、店内には【実はかなりのお宝】という物がたくさん置いてあって、老舗の雰囲気を感じます。 気になるモノを見つけたら、バーテンダーに聞いてみるのもいいかも。
おすすめ料理&ドリンク
・もち豚のカツサンド
・グレンモーレンジィオリジナルのハイボール
オーナーも「とにかくこれ!」と一押しのカツサンド は、ハートマンの名物。私も長年食べていて大好きです!
揚げ加減が絶妙でほのかにピンク色の柔らかいカツと、フワフワのパン、ソースのバランスが最高。さすがシェフが作っているだけあります。
しっかりした味わいのカツサンドを引き立てるのは、スッキリした香りのハイランドモルト「グレンモーレンジィ」のハイボール。一緒に楽しむのがおすすめです!
2軒目は、“シカゴの路地裏のバー”「ムーンシャイン」へお邪魔します。
D-ハートマン 店舗情報
住所:東京都中央区銀座6-5-17銀座みゆき館ビル4階
電話:03-3573-6123
URL:http://www.heartman-ginza.jp/heartman/
営業時間:月~金 PM6:00-AM3:00 土曜日PM6:00-AM0:00
席数:カウンター13席、テーブル9席、個室2室(8名と15名)
料金(目安):
<ドリンク>ジントニック1,000円、スタンダートウイスキー1,000円~、1,000円~2,000円が中心。
<フード>もち豚のカツサンド2,000円、オードブル1,000円~など
※サービス料10%、消費税10%別
チャージ料:全席PM6:00-PM9:00 1,000円/人、PM9:00-AM3:00 2,000円/人
※営業時間などは変更になっている場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。
※写真はイメージです。