「ヒットスコープ」は、ヒト、モノ、コトの情報誌『ゲットナビ』と、“モノは文化だ”と言い続けて創刊40年『モノ・マガジン』がタッグを組んで、ひとつのモノをふたつの視点でレポートする奇跡のコラボレーション企画である。
中央にシロカ開発部グループマネジャーの佐藤一威さん。右がゲットナビ川内編集長。左がモノマガ編集長前田
こんにちは。ゲットナビとモノ・マガジンによる業界では稀な編集長コラボ企画「ヒットスコープ」。第5回の標的は最近元気な生活家電メーカー「シロカ」の解凍にこだわりまくった電子レンジ「SX-18D132」です。実売価格1万7980円と手ごろでもあり、編集長の前田としては「これは、欲しい」と思わされた取材体験でありました。
『ゲットナビ』川内編集長のヒットスコープ第5回はこちら!
シロカといえば一ひねりある生活家電メーカーとして知られていますが、実はほんの数年前にはリコールに端を発した足元のアブない時期があったのをご存じでしょうか?
しかししかし、天は魅力ある家電メーカーを見捨てなかった! 縁あって現在の金井まり社長がリーダーとして舞い降りてからはさまざまな見直しと発想の転換でパワーアップ! 売上向上、製品好評という不死鳥家電なのです。
そのシロカを訪問したわれらヒットスコープ探検隊。今回の標的商品は、黒いけどシロカ(苦笑)の電子レンジです。
「こんにちは」とわれら探検隊。ご対応くださったのは開発部マネジャーの佐藤一威さんです。「ようこそ、シロカへ!」
個人的にシロカと言えばスタンドアロンの小型食洗器がイメージ大で、一時は購入を検討したほど。さすがにファミリー向けには小さ過ぎて導入には至りませんでしたが、そのファミリーサイズの大容量タイプが新製品だとのことで、まずはコチラに目を奪われました。
シロカ新製品の自動給水式食器洗い乾燥機。価格は6万9800円
特長は給排水をバケツから行うためタンクレス構造とされ庫内が広いことと、むろん水道管接続工事が不要なことだ。さらに乾燥機能付きと、洗浄後自動でドアが開き自然乾燥を促す2タイプリリースというのも、理に適ったマニアックさだ(笑)
……っと、今回は電子レンジの取材でした、失礼。
主役はこちら。
シロカ/電子レンジ(SX-18D132)。実販価格1万7980円
シロカ ☏0570-001-469 https://www.siroca.co.jp/product/microwave-oven/
編集長はイジワルなので、いきなり佐藤さんを攻めます。
「国内外の大小メーカーが製造している電子レンジをいまごろ手掛けるって、ちょっと謎戦略のように見えるのですが?」
「まさしくその通り(笑) デザインが洒落ていてオテゴロというだけでしたらシロカがわざわざ作る必要はありません。しかし社内で「手巻き寿司を食べたかったのに、マグロの刺身を解凍してくるのを忘れた。そこで電子レンジで解凍したら火が入ってしまい、刺身で食べられなくなってしまった!」と話す人がおり、このエピソードが開発のきっかけになったのです」