最近、パンにハマっている。出かけた先に街のパン屋さんがあると立ち寄るし、高級生食パンも、ちょくちょく買っている。そんなパンブームの自分に最適な新型トースターが登場した。それがパナソニックの「ビストロ NT-D700」だ。トースターでは初めて、オーブンレンジと同じ「ビストロ」ブランドを冠したあたりにパナソニックの本気が見えてくる。
より美味しくパンが焼ける、高級トースター人気の火付け役はもちろんバルミューダの「BALMUDA The Toaster」だ。2015年に発売されたこのトースターは2万円台という、それまでのトースターとは異なるレベルの高価格ながら、小麦の香りが感じられるほどに、美味しくトーストできることで大ヒットを実現した。
今回発売されたパナソニックの「ビストロ NT-D700」も同じ高級トースターの一つだ。
「ビストロ」の一番の特徴は、厚切りの冷凍パンが美味しく焼けることにある。庫内には、遠近赤外線トリプルヒーターを搭載。パンの内部までしっかり加熱できるのだ。
冷凍パンをトースターで焼くと、表面に焼き色がついても、中が凍ったままといったことがある。しかし、「ビストロ」ならその心配がない。「冷凍あつぎりトースト」メニューも搭載しており、4枚切りなどの分厚いパンを冷凍しても美味しく焼けるのだ。これが嬉しい。
最近流行っている高級な、生食パンは分厚く切って食べるのが流儀。しかも、2斤サイズで買うことが多いのでどうしても、大半は冷凍してしまうのだ。これまでは冷凍する分は焼きやすいように6枚切りぐらいの厚さで切っていたのだ。しかし、「ビストロ NT-D700」があれば大丈夫。分厚く4枚切りサイズに切って冷凍しても、美味しく焼けるというわけだ。
「ビストロ NT-D700」の加熱モードは全部で15つのオートメニューと、手動モードを搭載。クロワッサンやチルドピザ、冷凍ピザ、そうざいパンなど、様々なメニューを搭載している。
絶品なのが約1時間かけて焼く、じっくり焼きいもメニューだ。石焼き芋のようなねっとりした食感は、トースターで焼いたとは思えないレベルに仕上がった。
現在多くの高級トースターが家電量販店に並んでいる。それぞれ個性があるが、「ビストロ NT-D700」の一番の魅力は冷凍パンが美味しく焼けることだと感じた。
特にトーストの場合、厚切りと薄切り、常温と冷凍の4コースを搭載し、さらに庫内温度や電圧などの周辺状況に応じて、1800パターンの個別プログラムを用意。トータル7200通りの個別プログラムで最適に焼き上げることができるのだ。
新しく登場したトースター「ビストロ NT-D700」。 実勢価格は2万6000円前後と決して安くはないが、毎日のトーストをより美味しく食べたいと考えたら、十分に魅力的。是非検討して欲しいモデルだと言えるだろう。