コペンはすごいクルマである。
軽オープンスポーツとしては、ビート、カプチーノ、AZ-1などが連想されるが、彼らはわずか数年で市場から姿を消さざるを得なかった。コペンは彼らより10歳年下だが、なんと今年で20年。二十歳の夏を迎えたのだから、これだけでもアッパレである。
そんなコペンの20周年特別仕様車が発表されたのでコペンローカルベース鎌倉へ取材した。当日は取締役の武田さん(写真)、くるま開発セクションの責任者の南出さんも大阪から駆け付けプレゼンを行った。
要約するとこうである。
コペンは20周年である。
コペンは多くのユーザーの熱い支持によって製造され続けてきた。
コペンはダイハツの社員からも愛されるクルマである。
コペンは初代5万8000台、2代目は現在までに3万5000台を販売している。
そして重要なのが「コペンをこれからも作り続ける」という武田さんの発言である。
というのも「10th anniversary edition」(2012)を最後の特別仕様車として、初代の生産が終了しているためだ。今回は「20周年モデルを発表するが、これで終わりではない」ことを宣言したのである。このコメントに胸をなでおろしたご同輩も多かったに違いない。なぜなら、いつかはコペンを手に入れて遊びたい、というギア好きはモノマガ人に多いからだ。
6月20日より特設サイトがオープンされている。
https://www.copen.jp/20th_anniversary
そして注目の価格だが、これは9月の発売直前の正式リリースを待つほかない……が、関係者に取材したところによれば、ベースとなったコペンセロからかけ離れたプライスタグにはならないとのこと。さすが、良品廉価を旗印とするダイハツである。
ただ最新ニュースによれば、すでに想定外の勢いで予約が入ってきていおり、かつ「予約の調子がよくても、追加生産はしない」のだという。
つまり、購入を検討する時間はあまり残されていないのだ。(6月24日に受注終了しました!)
コペン20周年特設サイト
https://www.copen.jp/20th_anniversary