アルミの筐体が回転するのではない!!
ホームローロースターのスイッチは、DARK(深煎り)MEDI(中煎り)メイン電源スイッチしかないシンプルな構造だ。電源スイッチを入れ、好みのモードスイッチを入れれば、16個の通風孔からヒーターで温められた熱風が吹き出し生豆が回転を始める。今回は、DARK深煎りをチョイスする!!
スタートから約13分。パチパチと珈琲豆の皮が弾ける音とともに、生豆が褐色化してくる。ホームロースターから漂う香りは、あの焙煎を商いにしている珈琲ショップのエントランスと同じだ。生豆が本体の中で踊るのだ。見ているだけで期待感爆上がりだ!!
舞い上がる「チャフ」は自動でキャッチ
焙煎していると、次第に豆が膨らんでくる。豆の中では色や味の化学反応が起こり、同時に二酸化炭素と水蒸気も生成される!焙煎開始後約13分後、やがて内部の圧力に耐えきれなくなり、豆の細胞が破壊される。この時、パチ、パチと爆(は)ぜる音が聞こえだす。珈琲焙煎界で言われる「1ハゼ」の始まりだ。前回のポップコーンと同じ現象だ。しばらくするといったん音は治まり、さらに焙煎することにより、再びバチバチ、小刻みな連続音が始まる。これが「2ハゼ」。「1ハゼ・2ハゼ」のストップさせるタイミングで味が決まってくる。
①【浅煎り】1ハゼの途中で焙煎ストップ
②【中煎り】1ハゼ〜2ハゼで焙煎ストップ
③【深煎り】 2ハゼ以降で焙煎ストップ。
このストップさせるタイミングが一般的には難しい。
そして、このハゼ中、大量に舞い上がってくるのが「チャフ」といわれる焼けた珈琲豆の薄皮だ。風力で舞い上がるチャフを上のトレイで全てキャッチ。本体まわりに飛び散る心配もない。ホームロースターを使えば、すべて自動で焙煎が出来てしまうのだ!!
※①浅煎りにするにはMEDI設定でスタートし、約13分後(1ハゼ中)再度MEDIを押し一時停止。その後、DARKボタンとMEDIボタンを同時に押し冷却を開始する
焙煎すると10gの水分が飛ぶ(ホームロースターMAX60g)
焙煎する前の生豆60g。ホームロースター指定のMAX容量だ。
焙煎後の豆50g。豆は膨張し容積は増えているが、水分が飛び-10g減。数十回焙煎を行ったが、この水分10gの数値は毎回ほぼ同じだった。
つまり店頭で100gを購入すると、生豆と挽いたものでは約83%の差が出る。それをどう考えるかは個人の考え方だ。17%の中に自家焙煎する至福な時が含まれているのだ!!
目の前で一般的に難しい珈琲の焙煎が約20分で、しかも全自動でできる「ホームロースター」。焙煎後ミルで挽く珈琲豆の香りは格別なものである!!
※筆者購入の珈琲専門ショップは生豆と挽き珈琲のgが同じ値段
深煎り珈琲 by LITHON
約20分。青臭いあの生豆がこの香り高い珈琲に。焙煎したての豆をミルで挽いても約30分。超深煎りは、やはり、エスプレッソ。なにも入れず口にしてみる。酸味と苦み、香りがいい。挽きたて…昭和時代にそんなCMが流れていたのを思い出す。
やるな!LITHON。まさに“一点突破”だ!
本体構造がシンプルなので、メンテナンスも楽だ。本体は水など丸洗いは出来ないが、他のパーツは可。常に衛生的に使える。
“一点突破”な商品開発で、日本中を(100人に1人ぐらい)笑顔にする!その一人になった1杯である!!
LITHON商品部 広報 三上紅美子さん
たべっ子どうぶつのカステラを手に、自社製品のPRをしていただいた三上さん。次はどんな “一点突破”な商品を開発してくるか?!たべっ子どうぶつ?!
ホームロースター RT-02
定格電圧 | AC100V |
定格周波数 | 50/60Hz |
消費電力 | 1150W |
温度ヒューズ | 216℃ |
連続使用時間 | 20分 |
使用環境温度 | 0~35℃ (環境温度によっては焙煎度合いが変わるのでご注意。)本体サイズ |
本体サイズ | 約W20.8×D17.5×H24.6cm |
本体重量 | 約1.4kg |
電源コード | 約1m |
材質 | PP、SUS430、ガラス、PET+30%GF、PP、アルミニウム |