コンシューマ向けスマートホームガジェットブランドとして有名なのがSwitchBot。マンションのオートロックの宅内スイッチなどをスマートフォン経由で物理的に押したり、ひっぱったりできる「SwitchBotボット」が有名ですが、それ以外にも、スマートロックやカーテンの開閉ができるガジェット、LED電球、そしてセキュリティカメラなど、さまざまなデバイスをラインアップしています。
そのSwitchBotが、新シリーズとしてロボット掃除機を発売しました。それが「SwitchBot ロボット掃除機S1」と、自動ゴミ収集ベース付きの「SwitchBot ロボット掃除機S1 Plus」の2モデル。ロボット掃除機の違いはわずか。自動ゴミ収集ベースの有無、バッテリー容量やダストボックス容量などが異なっていますが、基本的な機能は共通です。
「SwitchBot ロボット掃除機S1」は実勢価格3万9800円と低価格なのが特徴。自動ゴミ収集気付きのPLUSは、実勢価格6万9800円です。
「SwitchBot ロボット掃除機S1 Plus」の実機をチェック!
では、新たに登場した「SwitchBot ロボット掃除機S1 Plus」を 実際にチェックしていきましょう。
ロボット掃除機(メインユニット)の本体サイズは幅34×奥行き34×高さ9.5cm。の円形フォルムを採用。自動ゴミ収集ベースは幅22×奥行き18×高さ38cmです。充電中などロボット掃除機が自動ゴミ収集ベースに取り付けられているときの奥行きは実寸で約46cmでした。
自動ゴミ収集ベースにはダストバッグが内蔵されており、たっぷり約70日分のゴミが収集できます。ダストバッグは標準で3袋付属しています。
続いてロボット掃除機(メインユニット)の本体です。上部に搭載するのがLDSレーザーセンサー。レーザーが部屋の360°を照射することで壁の位置や障害物を認識し、高精度で部屋をマッピングしながら 効率よく掃除ができる仕組みです。
本体背面にはゴミをかき込むサイドブラシが一本と、中央にメインブラシを配置しています。吸引力は最大2700Paです。
そして一番の特徴といえるのが、3万円台の安さで水拭き掃除にも対応する点です。本体後方にあるダストボックスには、水タンクもついており、付属のフロアモップを取り付けることで水拭きモードに移行。ゴミを吸引しながら水拭きが同時にできます。
もちろん、Wi-Fiに対応しているので掃除はスマートフォンからコントロールが可能。アプリでは掃除エリアや、吸引力や水拭きの水量などの設定も可能です。
最新のロボット掃除機に求められるWi-Fi対応や、LDSレーザーセンサーによるマッピング機能を搭載し、さらに水拭きや自動ゴミ収集機能といった高度な機能も利用できる「SwitchBot ロボット掃除機 S1 Plus」は非常にコストパフォーマンスの高いモデルだといえます。後編では実際に室内を掃除して、その実力をレビューします。