モノマガ編集部が選ぶ今一番レアでディープなホビーのトピックをご紹介する「あつまれ! 模型ホビー野郎ども」の第2回は、誰もが子どもの頃に憧れたであろうRCカーを紹介。しかも、サイズは全長約55cmを超えるド迫力の1/6スケールでさらに! モデル化されたのがクラシカルな初代ジムニーとあっては……いやがうえにも欲しくなっちゃうよね~。
発売が待ち遠しいギミック満載のにくまれそうなNEWフェイス
今回紹介するRCカーは、主に飛行機や戦車などの模型・プラモデルを製造・販売するプラッツが10月に発売を予定している『1/6 ビッグスケールRC完成モデル スズキ 初代ジムニー(LJ10型)』。こちらのRCカーは本誌8-2号の模型特集でも紹介しているが、発売日が間近に迫ってきたこともあり、あらためて紹介させていただきたい。
RCカーの詳細を見ていく前に、実車について簡単に説明すると……軽の本格4輪駆動車として歴史を切り拓いた名車中の名車として知られる初代ジムニーは悪路走破性を高めるラダーフレームを基本骨格に、サスペンションには信頼性の高い前後リーフリジットを採用。16インチの大径タイヤを高速と低速の2段切り換えが可能な副変速機で駆動させる実用車としてのスペックを与えられた初代ジムニーは土木・建設の測量、林業のパトロール、山間部の商品運搬といったあらゆる状況で“プロの道具”として高い評価を得るとともに、手軽にアウトドアを楽しめる軽の本格4輪駆動車として一般ユーザーにも好評を博した。
その発売は1970年。読者にとっては「実際に乗っていた」というよりも「子どもの頃によく見かけたクルマの中の1台」かもしれないが、それだけにむしろ強烈に印象に残っているクルマともいえるだろう。
模型の世界では新旧問わず人気が高いジムニーだけに、多くのメーカーが模型化してはいるものの初代ジムニーのRCカーはいまだかつて見たことがなかっただけに、とにかく新鮮! そんな名車をRC化した今回のモデルで真っ先に目を惹くのは、超がつくほどのリアルな外観だ。
ボディの素材に一般的なRCカーで採用されるポリカーボネートではなく、プラスチックが採用されていることもリアルさをいっそう際立たせている要因だが、他にもシャシー下回りのメカニズム、タイヤ&ホイール、前後ライト、フェンダーミラー、ワイパー、内装パーツに至るまで、そのディテールアップはお見事のひと言に尽きる。
もちろん、走りも本格派であることは言うに及ばず。シャフトドライブのフルタイム4WD、180タイプのブラシレスモーター、実車と同様のリーフスプリングを採用したサスペンションの組み合わせによって高い走破性も発揮してくれる。
さらに! 下の写真とともに説明するが、ダイキャスト製のミニチュアカーを超越するギミックの数々も大きな特長。単に走らせて楽しむだけのRCカーではないということも、このジムニーの魅力のひとつなのだ。
シャシーとボディは完成済みで、送信機が付属して価格は約5万円。少々値は張るものの、まったりとした時間が過ごせる趣味性が高い唯一無二のRCカーなだけに、大人のおもちゃとして1台いかが?
1/6 ビッグスケールRC完成モデル スズキ 初代ジムニー(LJ10型)
価格 | 4万6200円 |
スケール | 1/6 |
サイズ | 全長546×全幅233×全高265mm |
駆動形式 | シャフトドライブ4WD |
付属品 | 2.4GHz送信機 |
走行までに必要なもの | 送信機用単3乾電池4本、走行用バッテリー、 走行用バッテリー用充電器 |
問い合わせ:プラッツ 054-345-2047
WEBサイト:http://www.platz-hobby.com/
製品紹介ページ: http://www.platz-hobby.com/products/11668.html/