夏休み企画で海ネタをお送りしているモノマガジンweb。海はいいですよ、海! そこでオトナの雰囲気を前面に押し出してプレジャーボートの船デビューはいかがでしょうか。何と言ってもこのご時世、プレジャーボートならばオープンスペースで密にならないレジャーだし、気の置けない仲間や家族と過ごせば、楽しさ倍増。
海という自然を相手に、たとえ数時間でも船出する冒険の醍醐味は経験しても損はないはずです。それに厳しい自然に挑む(といっても荒天時は出航禁止)のは、なかなかにカッコイイ。それに海水浴場では混んでいても、船からならば、タイミングが合えば、海を独り占めすることだって可能です。
そんな時は「俺の海よ!!!」と気分は永遠の若大将。
船が欲しい! すごく欲しい! でも年間の維持費や係留費を考えると、おいそれと簡単には手を出しにくいのも事実。それならばレンタルボートという手があるのです。ヤマハのシースタイルならば、
全国のマリーナと提携しており、どこかに遊びに行った先に、ちょこっと海に出てみようかな、なんて使い方もできるし、太公望の今夜の酒の肴を獲得してしまおう的なチャレンジも可能。まさに「水平線の遥か彼方が俺を待っている」(編集部注:パオレーツ・オブ・カリビアンのジャックスパロウ船長のセリフです)。クラブ艇はフィッシング向きなボートから
滞在型のクルーザー、
ウェーブランナー(水上バイク)まで
幅広いラインナップを誇っています。マリーナによって配備される船の種類は限られたり、異なったりしますが北海道から沖縄まで全国約140か所のマリーナで利用可能。もちろんクラブ艇は完全メンテナンス済み。しかもクラブ艇は3年毎に新モデルが配備されるといいます。購入を前提の試乗という考えもアリなのです。
で、結局いくらなの! となりますが、なんとオフシーズン(10月~5月)の平日、20フィート(以下、ft)クラスのボートならば3時間で4500円! 返却時には燃料代がかかりますが、燃料も余程遠くに行かなければさほどかかりません。参考までにマリーナでの給油は街中のガソリンスタンドの価格+50円くらいが相場と思っていれば大きな問題はないと思います。また初回利用の前に出港場所のマリーナによっては安全レクチャーの受講が必須になる場所もあり、時間が限られているので使用前に確認したいところです。その費用はマリーナによって有料、無料があるのでこちらも事前に確認したいです。このレクチャーはだいたいが、
「この季節は西風が強いから注意が必要」
「当マリーナの東側は海流が速いので注意されたし」
「マリーナを出て北側には定置網や刺し網が張ってあるから迂回せよ」
「マリーナの進入角に洗岩(干潮時に海面に姿を表す岩場など)があるから、●●の角度で入港した方が安全である」
「本日天気晴朗ナレド波高シ」
「トラトラトラ」
のようなローカル情報的なモノ(編集部注:ん??? 下2つは冗談です)が中心。特に刺し網などの漁網類、浅瀬は大きく迂回しなくてはならない場合が多く、ぜひ知っておきたい情報になります。初めての海域での出航時には、です。加えてマリーナによっては別途費用が発生しますが、釣り竿やバナナボートといった備品もレンタルしているところもあり、手ぶらで船遊びが可能なところも。もちろん濡れた時に着替えは必要ですが。安全面では、気になる保険もクラブ艇は加入済み。レンタル料金には賠償責任保険、搭乗者傷害保険、捜索救助費用保険も含まれていて安心です。
さてボートの使い方ですが、太公望の釣りメーンが王道でしょうか。アジやキスといった獲物から船ならではのタイやヒラメ、ツマミに最適なイカやタコ狙いなども楽しそうです。なおF1のホンダ、MotoGPのホンダのwebサイト(https://www.honda.co.jp/fishing/)には仕掛けの作り方から釣った魚のさばき方、美味しく食べるレシピも公開されているので、アングラーは要チェックかもしれません。
釣り以外の楽しみ方としては、この時期ならば船でしか行けないプライベートビーチ的な海水浴も魅力です。また桜の季節でしたら海から川に入っての花見も捨てがたいです。あるいはエリアにもよりますが運河巡りなんていうのも。
2022年7月現在、初めてクラブ員になるための代表的な料金は、個人会員で月会費3300円(初年度のみ入会金2万2000円(税込)が必要)、法人会員ならば年会費11万8800円(初年度のみ入会金7万1500円(税込)が必要)で、シースタイルはその他家族会員、団体会員と豊富な種類が用意されているのが特長です。
意外にリーズナブルだけど、よくよく考えたら海技免許を持っていなかったことにショックを受けた皆様、シースタイルつながりのヤマハでは小型船舶免許の教室も展開しております。オンラインで受講できるコースも用意してあるのはこのご時世、嬉しいモノ。よおーし、これで近々船長デビューだぜぃ! そして沖に出れば、「海はいいなぁ」と永遠の若大将のような口調になることは間違いないです。
ヤマハ https://www.yamaha-motor.co.jp/
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