いつもよりキャンプ用品が勢揃い!
ロゴスの2021年秋冬展示会へ潜入

年2回行われる展示会の中でも、総合アウトドア用品メーカーのロゴスは他と比べて桁違いの種類の商品を展示することで有名。今回も数百点を超えるキャンプ用品を展示していたが、その中でも「これは買いたい!」と感じたアイテムを厳選して紹介する。

いつもよりキャンプ用品が勢揃い!ロゴスの2021年秋冬展示会へ潜入

冬キャンプブームで例年より豊富に揃えたキャンプ用品

国内の大手アウトドア用品メーカーの一つとして数えられるロゴス。ファミリーキャンプからソロキャンプまで幅広いジャンルを網羅しており、近年はグランピング(「グラマラス」と「キャンピング」を組み合わせた造語で、手ぶらで利用できる豪華なキャンプスタイル)やおうちキャンプ(室内で擬似キャンプをすること)の道具も徐々に増やしている。

そんなロゴスが、今年の秋冬に発売する新製品をお披露目する展示会が行われた。数百点にも及ぶ膨大な商品の中から、今回は選りすぐりのアイテムを7つ紹介する。

ロゴスとはどんなブランドか

ロゴスは、1928年に船舶用品の問屋として大阪でスタートしたのが始まり。その後、ゴムボートといった海洋レジャー商品を販売し、1983年からキャンプ用品を展開。80年代の第一次キャンプブームの勢いに乗り、1985年に本格的にアウトドア用品をトータルで販売する。

近年は京都府城陽市にアウトドア体験型テーマパーク「ロゴスランド」を展開したり、新型コロナウイルスに対応する医療従事者向けの使い切りガウンを生産・無償提供したりと、幅広いジャンルで事業を拡大している。


「これは欲しい」と感じたおすすめキャンプ用品7選


いつもよりキャンプ用品が勢揃い!ロゴスの2021年秋冬展示会へ潜入

(1)「アッセムウッド・ラックボックス」¥12,980(税込)

5枚の合板を組み合わせて使うボックス。キャンプサイトや家で散らかりがちな小物を収納するのに便利だが、おもしろいのが分解して収納できるところと、縦にも横にもスタッキング(積み重ね)できること。

分解して5枚の板を重ねても厚みは3.5cmととても薄く、不要の際は畳んでおけば車の二台や家の納戸へ収納しやすい。また、スタッキングすることで場所をとらず、一度にまとめて持ち運べるので効率もいい。しかも見た目のナチュラルなデザインなら、キャンプだけでなく家でも使えそうだ。


いつもよりキャンプ用品が勢揃い!ロゴスの2021年秋冬展示会へ潜入

(2)「ROSY ファイヤーピット」オープン価格

キャンプといえば焚き火! と思う人も多いだろう。キャンプ場では、近年直火ができない場所が増えており、専用の台を使用することを義務付けている。そんな時に使える焚き火台だが、こちらは薪を載せる生地がメッシュになっており、抜群の通気性で炎が維持しやすくなっている。

こちらは従来にも販売していたが、コの字フレームの角は外すことができず、収納面にやや難題があったが、今回のリニューアルでその角も外れるようになり、さらにコンパクトになった。また、収納袋も付属することになり、持ち運びもさらにしやすい。


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(3)「LOGOS カラーメスキット」¥3,960(税込)

食器としても調理器具としても使えるメスキット。しかし、従来品はシルバーの無垢な色がほとんど。ロゴスはそれに塗装を施し、レッド、カーキ、イエロー、ベージュの4色を展開することで今までのシンプルなデザインにひと味を加えた。

表面にはハードアルマイト加工を施し、炎に当てても塗装が溶けないように工夫も凝らす。フタにはゴムハンドルを付け、指でつまんでも暑くなりにくくしている。お好みの色を使って、調理を楽しくしてみてはいかがだろうか。


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(4)「Tradcanvas カーゴ Niguruma」¥24,970(税込)

耐荷重●kgの頑丈なワゴンも登場。従来品はモノが落ちないようにケース高を高めに設計されているが、それをとっぱらいフレームのみにした。ホイールも太いものを採用し、不整地でも難なくものを運べる。

担当者いわく「コンテナやハードケースをそのまま積むキャンパーが多いのを見かけ、カバーをつけないシンプルなデザインにしました」とのこと。キャンプにはカトラリーやガスカートリッジといった小物を持っていくことが多く、それを丸ごと収納するには大きいケースを持ち運ぶのが合理的というわけだ。そんなニーズに応えたワゴンは一度使ってみたいものだ。


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(5)「ベイラーバッグ M」¥5,940(税込)

ベイラーとは、船舶向けの布製バケツ。コットン製で劣化しにくく、厚手の生地で強度もあることで知られるが、それにインスピレーションを受けて制作したのがこちら。

ランタンや火消し壺(わずかに火がついている炭を入れて持ち運べる壺)を入れるのにぴったりなサイズで、薪キャリーとしても便利。側面には火ばさみを引っかけるフックもあるので、ソロキャンプなどで活躍すること間違いなしだ。


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(6)「SHIZUMAN 7075 トレックチェア」¥3,960

チェアリングという言葉をご存知だろうか。チェアを外へ持ち歩き、作業したりお酒を飲んだりして楽しむ造語で、新型コロナウイルスの影響でちょっとお出かけをする際に便利なスタイルとされて注目を集めている。

ところが、砂浜や土でチェアに座ると、脚先がズボッと入ってしまい沈んでしまうことがよくある。新商品(左)は、脚先に生地をつけることで設置面積を広くし、沈むことを防いでくれる。7075 超々ジュラルミンを採用して耐荷重は150kgをマーク。従来品(右)より30kgもアップしている。大人の男性でも安心して座れるスマートチェアだ。


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(7)「丸洗いやわらか寝袋ウォーミー・-4」¥14,850(税込)

久しぶりのマイナス温度対応の寝袋が登場。表面と中面にフランネル生地を配し、中綿には高い保温性をもつダイナチューブファイバーを採用。また、マミー型にすることで無駄な空間を少なくしてコールドスポット(冷たい空気が入り込み防寒機能が損なわれる空間)を減らし、快適温度マイナス4℃でも暖かくすることに成功した。

隣の「丸洗いソフトタッチシュラフ・-6」もマイナス気温で寝られる。こちらは封筒型でありながら中綿をぎっしり詰め込むことでコールドスポットを減らしている。また、広げて1枚生地にすればマットとしても使え、地面からの冷えを防止できる。

両商品とも丸洗いができるため、汚れを落としていつでも清潔にできる。最近では内勤の人が宿泊する寝具としてキャンプ用の寝袋を使用することが増えているそうで、これなら冬での仕事も快適にできそうだ。

以上、ロゴスのおすすめ新製品を紹介してきた。早いものでは6月から順次店頭もしくはオンラインショップにて発売されるとのこと。これ以外にもたくさんのキャンプ用品が発売されるので、心待ちにしていよう。

※今回紹介したアイテムは開発中のものであり、仕様や価格、発売日が変更になる場合があります。

ロゴス 公式ページ https://www.logos.ne.jp/

  • フリーランスで活動する編集者・ライター。キャンプ、ファッション、ガジェット、旅分野を中心に執筆活動を行い、キャンプにおいてはテレビや企業広告、地域創生イベントの監修・スタイリングも手がける。車の上で寝泊まりするルーフトップテントを主なキャンプスタイルとし、ペットのジャックラッセルテリアとキャンプ旅をする計画を目論む。
  • http://www.michihiro-ogawa.com

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