プリウスがフルモデルチェンジしました。
ボディシルエットは先代同様ですが、その雰囲気はやはりニュータイプ。ウェイッジシェイプのボディはかなりスポーティな印象を受けます。どことなく新型クラウンにも通じるような前後のモノは新しいトヨタの流れなのかも知れません。寝かされたAピラーはスポーティな印象で、加えてフロントまわりのデザインはシュモクザメ(ハンマーヘッド)がモチーフといいます。
横にまわると、意外に低く見え、後席のドアノブはCピラーに。
リアは薄型一文字のコンビネーションランプを採用。
ボディサイズは全長が4600×1780×1430(mm)で先代に対して全長が25mmの延長、全幅は20mmの拡大ですが、全高はなんと40mmも低くなっています。ワイド&ローのスポーツカー的スタイル。燃費はまだ発表されませんでしたが(11月16日現在)、タダの燃費がいい5ドアハッチバックではないキャラクターは発表内容からもわかりました。
新型プリウスは大きく分けるとエンジン違いのハイブリッドモデル2種とプラグインハイブリッド1種のモデル構成。前者は1.8リッターか2リッターのエンジンとの組み合わせ。後者は2リッターエンジンとの組み合わせです。システム最高出力は1.8リッターのモノが140PS、2リッターのハイブリッドが193PS。注目なのは2リッターのプラグインハイブリッドで、コチラはなんと223PSとプリウス最強のモノ。
その加速性能は0-100km/hで6.7秒の俊足ぶり。今回の開発責任者、大矢賢樹氏曰く「プリウスですから燃費が良いのは当たり前、今回は感性に響くデザインと走りにこだわりました」という。
もうひとつ発表されているのはタイヤサイズ。新型はなんと19インチを基本に展開されるといいます。19インチ! 営業車で使ったらタイヤ代がかさむかも、とどうでもいいことを勝手に心配する筆者ですが、タイヤ自体は195/50という細いモノ。発表会の会場に置いてあったモデルに履いていたのはブリヂストンのエコピアEP510。BMWのi3と同じ考えによると思われます。
どういうことかというと、インチは大きくてもタイヤ幅を狭くすることで路面の抵抗や空気抵抗を軽減するというモノ。
車内は「アイランドアーキテクチャーコンセプト」によって圧迫感のない広々とした空間に。コクピットは運転に集中しやすいデザインで、近未来感もバッチリな印象です。
「21世紀に間に合いました」の初代から5代目に進化したプリウス。新型は今冬発売予定です。
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