心地いい見た目と乗り心地
スタータータッチ? をお触りしてエンジンを始動。往年のシフトパターンをモチーフにしたシフトセレクターでひとまずオートを選択して、ステアリングのパドルを引いてスタート。
駐車場の狭いスロープでもさほど気をつかわないのは流麗なフェンダーラインのおかげ。運転席からもそのラインの頂が見れ、車幅をつかむ目安にもなるから。
公道へ出るにあたって、ステアリング右下に備わるマネッティーノでコンフォートモードを選択。このマネッティーノは最近のフェラーリにお約束のドライブモード選択ダイヤルで、ローマのそれは同じFRフェラーリのポルトフィーノよりも多くなっている。
またローマは同ブランドのGT系マシンでウェット、コンフォート、スポーツ、レース、ESCオフの5パターンを採用した初のモデルだ。乗り心地はフェラーリと考えればかなりいい。
そこでウェットモードに変更したところ、これが320km/hの最高速を誇るマシンとは思えないほど驚異的な乗り心地になった! すごい、これが技術の進化というやつのか!? 308時代を強く知る筆者にはフェラーリでこれほど快適な乗り心地が体験できるとは思わなかった。