「モノマガジンTV」連動 レザーソムリエ西牧の工場見学ツアー!!
こんにちは。今回は「オトナの工場見学 第12回:国内外の革を扱う総合商社「相川商事」を訪ねました」です。WEB版では文字起こしの解説や裏話など、読んでも楽しい「レザーソムリエ西牧のじっくり動画解説と裏話を今回もお送りいたします。
今回は浅草にやってまいりました。浅草は革を扱う企業さんが、かなり多くあります。本日は革の商社である相川商事さんに潜入させていただきました。相川商事さんは53年の歴史がある由緒ただしい会社です。今日は素材自体の深掘りしていきたいと思います。
レザーについて詳しく説明してもらうのはイタリアの陽気な女の子、ヴァレンティーナさんです。僕はあまりテンション高めではないので…このテンションについていけるのか…。
相川さんはイタリアにも事務所があり、イタリアのレザーを仕入れています。細かいレザーの種類は動画を見ていただければと思いますが、一部僕のお気に入りをご紹介します。
画像の革は革とは思えないほど、ガラスのような輝きがあります。お財布などに使用されることが多いそうです。
そして今回一番気になったのが、神戸牛のレザーです。世界一うまいと言われるほどの神戸牛ですが、なんとその革があるなんて!! 実はこれは当たり前の話なんです。僕も何度もお話しをしているのですが、革はあくまでも食肉の副産物。捨ててしまう皮を革にして無駄なく使用しています。まさにリサイクルなのです。
お次は革に加工を施したモノです。加工は別の業者が行うことが通常なのですが、今回はサンプルで取り入れてみたとのことです。もうそのまま壁にかけたい可愛い柄ですね。
素敵なレザー達はイタリアが主な生産地です。イタリアに事務所を置くことで、迅速な動きが取れて、新しい商材やお客様とのコンタクトを素早く対応します。これが相川産の強みでもあるわけですね。
さらに相川商事さんは国内に自社工場があります。これってすごいことなんです。貿易もしながら、国内生産で革を作ることができるなんで、凄すぎます。次回は是非、国内自社工場を見学したいです。
いかがでしたでしょうか。あまりフォーカスされづらい素材を今回は取り上げさせていただきました。革は動画で見ていただければ、分かりやすと思いますので、ぜひご覧ください。
WEBマガジンでは、工場見学ツアーなど動画配信したものをレザーソムリエ西牧が記事にしてお送りしています。裏話など動画では配信できない情報も提供していきたいと思います。ではまた読んでくださいね!!
西牧正晴(masaharu nishimaki)
1977年生まれのバリバリの氷河期世代。19歳から靴屋のバイトを初めて、そのまま靴、革にどっぷりハマる。靴メーカーやベルトメーカー、靴の組合など、とにかく革がある場所で革の知識だけでなく、売り方やマーケティングを学ぶ。レザークラフトの作家としても活動中。
現在はフリーランスで革、靴、バッグのライター・フォトグラファー、皮革アドバイザーなどをして、日々革について精進中。
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