【モノ・マガジンTV】
Cockpit Historia
第10回:パラシュート 翼のない天使、舞い降りた悪魔


「コックピット・ヒストリア」は『モノ・マガジン』で好評連載中「モノ進化論」の著者、早稲田大学の原克教授が、当時の飛行機に関するテクノロジーとその時代背景を俯瞰して語る、なんともマニアックな企画です。第10回は「パラシュート(落下傘)」にスポットを当てます。薄い布で空気抵抗を増し、落下速度を抑える。これがパラシュートの技術的原則。この発想はルネサンス期にまでさかのぼることができます。近代的パラシュートの始祖は、フランスの発明家、ルイ=セバスティアン・ルノルマン(1757〜1837年)。20世紀に入り、気球から飛行機の時代に代わると、空の旅は大衆化していきます。すると脱出装置としてのパラシュートに注目が集まってきました。続きは動画でご覧ください。

原克(Katsumi Hara)

早稲田大学教授。専門は表象文化論、ドイツ文学、都市論。1954年生まれ長野県出身。『流線形の考古学』(講談社学術文庫)、『騒音の文明史』(東洋書林)、『サラリーマン誕生物語』『OL誕生物語』(講談社)、『身体補完計画』(青土社)、『気分はサイボーグ』(角川学芸出版)、『ポピュラーサイエンスの時代』(柏書房)他著書多数。

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