昨年秋から始まった前告知、東京オートサロンお目見えを経て、ついに正式リリースされた三菱のデリカミニ。4月6日、本社ショールームで発表会が催されたのでレポートと参りましょう!
発表会には三菱自動車代表執行役の営業担当副社長、中村達夫さんと、商品戦略本部CPS藤井康輔さんが登場。
中村副社長は、
「月販目標2500台のところ、現在まですでに9000台の予約を頂いており大変好調な出足ですが、本日の発表を機に勢いを加速し、5月25日の発売日までに倍の1万8000台にまでオーダーを積んでいきたいですね!」と早速エンジン全開である。
チーフエンジニアの藤井さんは、
「オートサロンでカスタムの提案をしたところ非常に好評でした。愛車にひと手間かけるカスタムという方向性も、これが伝統のラリーアートのブランドとなるかはわかりませんが、ぜひデリカミニの世界を広げる意味でどんどんやっていきたいと思っています」
デリカミニ発表以降、ディーラーにおいては新規来店、とりわけ女性ユーザー、さらにはファミリーユーザーの来店が増えているという。これはデリカミニの関心層をよく表していて、アウトドアやキャンプなどのソト遊びをライフスタイルに取り入れているニューファミリーがそのメインということだろう。
ニューファミリー層にとってのクルマは、趣味のアウトドアのみならず、日常的にはチビっ子の送り迎えや買い物もこなす多目的ギアである。だからデザインはもちろんだが、軽自動車という「女性にとっての運転のしやすさ、そしてフレンドリーなイメージ」はとても重要なのだ。
デリカミニはアウトドアブランドのコールマンとコラボして、今後さまざまな取り組みを行っていくという。これもアウトドアファミリーを視野の中心に据えたことの表れだろう。
なお予約状況からみると、ボディカラーは「アッシュグリーンメタリック/ブラックマイカ」と「アッシュグリーンメタリック」がおよそ40%を占め、ホワイトパールが13%で追う。ターボエンジンでオプション満載の最上級グレード「T Premium」の構成比が65%と圧倒的で、駆動方式は4WDが60%を占めるという。
三菱デリカの歴史は1968年に発売した「デリカ トラック」に始まり今年55周年を迎える。55年目の新たなるデリカの挑戦にこれからも注目していきたい。
発売後になるが、試乗会レポートもお楽しみに!
デリカミニスペシャルサイト
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