「コックピット・ヒストリア」は『モノ・マガジン』で好評連載中「モノ進化論」の著者、早稲田大学の原克教授が、当時の飛行機に関するテクノロジーとその時代背景を俯瞰して語る、なんともマニアックな企画です。第11回は「エグジェクション・シート(緊急脱出装置)」にスポットを当てます。飛行機が墜落など、危険に陥ったとき、パイロットを座席ごと機外に弾き出す射出座席がそれです。飛行機が音速に近い、あるいは音速を超えた状態から、手動によるパラシュート脱出というものは極めて困難なもの。そこでこうした脱出自体を自動的にクリアする装置の必要性が生まれました。続きは動画でご覧ください。
原克(Katsumi Hara)
早稲田大学教授。専門は表象文化論、ドイツ文学、都市論。1954年生まれ長野県出身。『流線形の考古学』(講談社学術文庫)、『騒音の文明史』(東洋書林)、『サラリーマン誕生物語』『OL誕生物語』(講談社)、『身体補完計画』(青土社)、『気分はサイボーグ』(角川学芸出版)、『ポピュラーサイエンスの時代』(柏書房)他著書多数。
チャンネルページはこちら ▶︎