俺達の日高屋を運営するハイデイ日高が1973年の創業から50周年! おめでとう~なんて言っていたら、関西のスタッフから「日高屋って何?」と。おお、そうであった、関東の人にはおなじみの日高屋は、実は一都六県のみ展開なのだった。
では本稿では日高屋初耳の方には「東京行ったら寄ってみようかな」と思っていただき、おなじみさんには「日高屋のヘエ~」を展開しつつ、50周年限定復刻メニュー紹介と行きましょう。
ハイデイ日高創業者の神田正会長は埼玉県日高町(現・日高市)に1941年に生まれた。戦後の貧しい暮らし向き。中卒でさまざまな職に就くが長続きせず、たまたま出会ったラーメン屋で出前持ちを始めたことが転機となった。
その後独立し1973年に来々軒を開店、とこれが現在に続くハイデイ日高のグランドゼロ。日高屋の開店は2002年と思ったより最近で、現在は一都六県に400店舗を絶賛展開中……。
ここで昨年5月に社長に就任した青野敬成さん、登場!
モノマガ「青野社長、4月21日より販売開始となる復刻「担担麺」(税込640円)について一言」
青野社長「アフターコロナでマスクを外す人も増えましたので、昨年販売していた大宮担々麵よりニンニクを控え、昼食で食べても午後にあまりニンニクが目立たないようにしています。ただし、汗が出るほど辛いです! まあ私自身辛いメニューが好きでして(笑)」
モノマガ「復刻担担麺はいつまで販売ですか?」
青野社長「夏いっぱいご提供できたらと思いますが、思いがけず好評でしたら早く終売してしまいますね」
モノマガ「社長はどのようにしてハイデイ日高に関わるように?」
青野社長「田舎から上京して大宮で予備校に通っている頃にらーめん日高でバイトを始めました。その後いちおう大学に入ったのですが結局中退。最終学歴高卒です」
モノマガ「で、ハイデイ日高に入社、と」
青野社長「私が入社した99年ってね、山一證券がつぶれた後で日本経済がめためたになって、就職も超・氷河期ですよ。ただハイデイ日高は98年に社名変更、99年にジャスダックに上場して勢いがあったんです。「この会社は10年は絶対につぶれないだろう」と思って入社しましたが、当時両親には大反対されました(笑)。で、お世話になって現在に至る、と」
モノマガ「ハイデイ日高は株式公開から東証二部、東証一部、現在は東証プライムということで、会社が成長する非常にいいタイミングを過ごしているわけですね」
青野社長「バイトしていた頃に神田会長が全社員を集めて夢を語るんですよね。将来の目標を。ほとんどその通りに成長できているので、会長はホント凄いと思います」
モノマガ「10年以上もちましたね(笑)」
青野社長「実家が愛媛で電気店をしてまして、ラーメンが駄目なら家業つげばいいかって、そんな考えもあったんですけどね(笑)」
モノマガ「ご趣味は?」
青野社長「小学生の息子と行くゴルフかな。学生時代は野球やってたんですけど、ゴルフは下手なまま」
モノマガ「愛媛で高校野球というと……」
青野社長「西条高校です」
モノマガ「強豪校じゃないですか!」
青野社長「ええ。私は途中で辞めてしまいましたが、私の代では甲子園に行ってますから。プロ野球は巨人ファンですが、最近は負けが込んでて、もっぱらMLBの日本人選手を応援しています」
モノマガ「……で。担担麵に続く50周年復刻メニューのご予定は?」
青野社長「ないしょです」
というわけで日高屋を知っている方も知らない人も、興味むんむんのインタビューをお届けした。重ねて書くが、復刻担担麵は4月21日販売開始だ。期待して、待て! 辛いぞ。
問/ハイデイ日高
電話/048-644-8447
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