Hillbrush (ヒルブラシ) ベーカリーブラシ(ハード)
キャンプ、アウトドア、自転車、モーターサイクルなどいろいろな遊びが好きなので、家の中に様々な遊び道具が溢れていて大変だ。それらを長持ちさせるために日頃からメンテナンスを欠かさないようにしている。今回は、愛用ギアのお手入れにピッタリの英国老舗メーカーHillbrushのベーカリーブラシの偏愛っぷりを語りたい。
私は、Hillbrush(ヒルブラシ)のベーカリーブラシを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?
ヒルブラシは、イギリスの老舗ブラシ製造メーカー。1922年に創業、すなわち100年以上の歴史を誇る。フレッド・カワードさんとビル・カワードさんというカワード兄弟が、ロンドンから西に約170kmのWiltshire州のミアという町でスタートした。あの有名なストーンヘンジがあるところと言えばお分かりだろうか。ビルさんは、サーモン釣りが好きだったことから、ロゴマークに使われており「サーモンブラシ」という名前で地元の人から愛されているらしい。
当初は、酪農や農業用の木製ブラシの製造をしていたが、現在は、プロユース仕様の衛生ブラシと様々なクリーニングツールにおける英国最大のメーカーとなり、約3000種の製品を90カ国以上に供給する世界有数のブラシメーカーに。
トラディショナル、ハイジーン、コマーシャルラインの三本柱
今もなお木製ブラシの「トラディショナルライン」も継続しているが、技術革新と製品開発に邁進し、1970年代にプラスチック製の衛生ブラシの製造を開始。
「ハイジーンシリーズ」という名でリリースされ、単色カラーフィラメント(毛)ブラシの採用で、衛生管理上の色分けが可能となった。食品関係の現場で間違えないよう、ひと目でわかるビビットな色にしてある。
1990年代には、エポキシ樹脂を用いて、毛の抜け落ちを強力にガードする「レジンセットDRS®ブラシ」という(画像参照)機能面がプラスされ、衛生管理に特化した製品を次々と世に送り出した。
世界各国の食品工場でも使用されているという安心安全のブラシというわけだ。他には「コマーシャルライン」というリーズナブルな掃除用のモノもあり、日本での展開はこの三本柱になっている。
英国王室も御用達の品質!
1981年に英国王室へのブラシ製品納入により、女王陛下から「ロイヤルワラント(英国王室御用達)」の称号を得て、王室紋章の使用を許可されている。ヒルブラシ社の製品の一部にも、その輝かしい紋章が刻印されている。正真正銘のトップブランドの証。
ヒルブラシは、食品工場で使われていたり、ガーデニングだったりがメインだが、使用用途は無限大。僕のようにアウトドアギアや家の掃除にも使い勝手がよく、何よりルッキングッドなデザインと大好きなグリーンカラーがお気に入りなのだ。
数あるブラシの中でも、僕が選んだこちらのベーカリーブラシは、その名の通り、パン屋さんのために作られたもの。パンの粉のような細かい粉塵も簡単にブラッシングできる。取っ手が非常に持ちやすく、ブラシの毛が太くて硬いストレートなので、泥汚れ等を落とすのにもちょうどいい。
トップ画像にあるように、テントのペグに付いてしまった泥がサッと落ちる。アウトドアギアは、ホコリ、泥などを付けっぱなしにしないことと、それに伴ってサビなど発生させないことに細心の注意を払いたい。
また、家のサッシのようにホコリが溜まりやすいエリアの掃除にも最適である。年に数回、大掃除をしているが、毛の硬さがしっかりしているためゴミも虫の死骸も効率的にキャッチ。これは掃除好きでない人も病みつきになってしまうこと間違いなし! 気持ちがいい〜!
自転車、アウトドアギア、自宅のサッシとお掃除なら何でもござれ!
それだけでなく、グラベルバイクのレースや雨の中の自転車キャンプツーリング後などで汚れてしまったタイヤ、ホイール、ダウンチューブなどのしつこい泥汚れもあっという間に落ちる。とくにブロックパターンのタイヤがキレイになっていくサマは快感である。
前述の通り、食品工場の現場でも使われるほど、毛の抜け落ちないブラシは、百均やオシャレ雑貨屋さんでは作れない。すなわち、一生モノ。オシャレなのでガレージに置いてあってもサマになるヒルブラシがあれば、億劫な(?)ギアのメンテナンスも楽しくなるハズ!
【ベーカリーブラシ(ハード)】
価格: | 4070円 |
素材: | 390g |
ブラシの毛の太さ: | 線径 0.6mm |
サイズスペック: | 317mm×35mm |
重さ: | 173g |
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