気づけばもう3杯目、いやいやお酒の話じゃありません、コーヒーです。コーヒーはすでに国民的飲料といっていい存在です。ホットで、アイスで、アレンジやシングルオリジンでと楽しみ方は様々ですが、そんな『コーヒー戦線に異状あり⁉』と耳にし、東京青山にオフィスを構えるコーヒー専業メーカー大手、UCC上島珈琲へ突入してきました。
「今年の夏のニューフェイスといえば、ずばりコーヒーソーダがお勧めです!!」とテンション上げ目なスマイルマンは、UCCコーヒーアカデミー専任講師、土井克朗さんです。
コーヒーとソーダ、組み合わせとして「なし」じゃない気もしますが……っていうか、昔の純喫茶にそういうのありませんでしたっけ?
「はい。UCC調べでは日本では戦後すぐの1950年頃には『炭酸コーヒー』という名で販売されたことがあるようです。その後もコーヒー各社が様々に提案したものの、定着してこなかったという歴史があります。ではなぜ定着しなかったかと考えますと、当時のコーヒーは一般に「濃くて苦い」もので、そこに炭酸が加わるとより味わいが強く感じられてしまい、広まらなかったのではないでしょうか」
なるほど、いわゆるサードウェーブが上陸するまでは、コーヒーって「濃くて苦い」ものでした。ここに炭酸のスパークを加えたら「こりゃキツい!」となるのも頷けます。
というわけで令和5年のコーヒーソーダにうつりましょう。
いまコーヒーのスタイルは多様化しており、先の「濃くて苦い」ばかりがコーヒーじゃありません。特にサードウェーブ系のシングルオリジンだと、フルーティ、スパイシー、テロワールなど様々な特長をもつコーヒーが愛好家を楽しませています。今回はUCCへの取材ということで、同社が誇るカプセル式ドリップコーヒーシステム「ドリップポッドDP3」を使って、コーヒーソーダを作ってみましょう。
「ドリップポッドの他、炭酸、ガムシロップ、ロックアイスをご用意ください」と指導開始の土井さんは、実はジャパンハンドドリップチャンピオン2014などの経歴をもつコーヒーのプロ中のプロなのです。
「今回は大人アレンジということで、「大人のビター柑橘ソーダ」を作りましょう。まずカプセルは『モカ&キリマンジァロ』(抽出70ml)を使います。輪切りレモンを側面に沿わせてロックアイスを入れ、マドラーでかき混ぜてレモンから果汁を出します」
ガムシロップ、炭酸を加えて、軽く混ぜ合わせた後、マシンにカプセルをセットしたら「Coffee/Iced/湯量1」で抽出を開始します。抽出が完了したら輪切りレモンをトッピング、これで完成です!」
ハーブなどを浮かべれば見た目に涼やかさも増すはず。コーヒーとソーダのグラデーションも見ものです!
アレンジコーヒーって、コーヒーのドリップに加えて他にいろいろやることが発生するので正直面倒なのですが、ドリップポッドを「コーヒーの抽出は君に任せた!」と活用することがとても便利だと気付かされました。
「どうぞおためしください!」と100万ドルの笑顔・土井克朗さん、再び登場。
では、いただきます。
ふわ~。
決して口の中で弾ける刺激的なものではなく、微発泡アイスコーヒーという口当たりで、たいへん涼やかです。ふだんブラック派のワタシ(モノマガWEB編集長)ですが、コーヒーソーダへのガムシロップの使用は、コーヒーとソーダのつなぎ役としても機能しています。正直ベースで、これはうまいです! ごくごくイケます。
毎日何気なく、それこそ呼吸するように飲んでいるコーヒー。その新しい楽しみ方、コーヒーソーダを知ってみると「今年の夏はコーヒーソーダでモアベターよ!」という気になってきます。もちろんUCCドリップポッドを使わなくても作ることができますが、既述のように、コーヒーの抽出はマシンに任せちゃったほうがラクだし確実です。
モノマガ戦士の皆様にもひととき休息は必要です。コーヒーソーダ、ぜひおためしあれ!
※ドリップポッド公式ブランドサイトも!
(問い合わせ)UCCドリップポッドストアコールセンター
(電話)0120-655-233
~INFORMATION~
ちなみにUCCですが、アイスコーヒー専門店「ひみつのドリップ」を7月14日(金)より23日(日)までRand表参道にオープンします。14種類のアイスコーヒーが一杯たった80円(!)で楽しめるというビックリ企画です。ぜひ足を運んでみて下さい!