井村屋の『あずきバー』発売50周年イベントに行ってきたぞ!!

井村屋株式会社(本社:三重県津市高茶屋七丁目1番1号、社長:岩本 康)は、2023年6月30日~7月2日、発売50周年を記念して「あずきバー」を全国3会場(東京・大阪・名古屋)で、15000本の無料配布とイベントを実施したぞ。

あずきバー誕生は1973年(昭和48年)。当時、世のアイスキャンディーが10円で売られている時代に30円※①もした高価な冷菓だった。2023年(令和5年)現在1本80円(65mlタイプ)※②。50年で50円の価格変更は単純に計算して10年で10円/年だ。企業努力の賜物である。昭和-平成-令和を歩み続けてきたあずきバーは、年間3億本(2021年度)も食べられる国民食の一つに成長したのだ。

※①1973年大卒初任給62300円
※②2023年大卒初任給225686円

『あずきバー』発売50周年イベント


左から、井村屋公式キャラクター アズキキング、井村屋グループ株式会社 取締役会議長 浅田剛夫氏、ガチャピン・ムック

今回、50周年イベントにあずきバーと同じ、生誕50年のガチャピン・ムックが祝いに駆けつけた。ともに時代を戦ってきたチャレンジャーだからだ。

ガチャピン:「『あずきバー』のはじまりは!?」

浅田議長:「あずきバーが発売になる少し前から井村屋がアイスクリーム業界に進出しました。しかし、強豪メーカーが多く伸びなかったんです。そのとき、創業者が“何を悩んでいるんだ、井村屋にはあずきがあるじゃないか。元々販売しているぜんざいやようかんを凍らしてアイスにしたらどうなの?”と言われたことがはじまりです」

と知られざるエピソードを打ち明けていた。

浅田議長:「あずきバーは固いことが特長。食品のなかにはいろんな固いものはあるが、あずきバーは 2番に固いといわれている。1番目は何だと思う?」

ガチャピン:「ゆでてないあずき?」

浅田議長:「正解はかつおぶしでした」

といったお茶目なやりとりもあったのだ!!

井村屋のあずきバーはなぜ固い!?


ズバリ!! 乳化剤や安定剤といった添加物が使用されておらず乳固形分が含まれていないこと、空気の含有量が少ないことが堅さの要因だったのだ!!

また時代に合わせた味の変化で甘さが抑えられ水分が増えたことにより、以前よりも固くなってるのだ。そんな固いあずきバーも、食べやすくするには、常温で5~10分ほど置くか、冷蔵庫に20~30分ほど入れておく方法などがあるぞ!!

無料配布には大勢のファンが詰めかけた
子供にも楽しい縁日になったのだ

あずきバーはこうして作られる!!


「ぜんざいを凍らせたようなアイスができないか?」という目標をもとに開発したのがこの『あずきバー』だ。

生豆の選別・洗浄・炊き上げ・冷却・充填まで自社で行い、あずきの風味と粒感が楽しめる1本に仕上がっている!!

ナチュラルなあずきの味が楽しめる1本だ。原料は砂糖・あずき・水あめ・食塩のみで、あずきの自然な味わいが口の中で広がっていく。シンプルな原料や生豆から炊き上げる製法など、こだわりは変えない一方で、ユーザーの嗜好の変化に合わせて砂糖の量を減らし甘さを控える改良を、日々挑戦しているのだ!!

画像提供:経営戦略室

どこか懐かしいあずきの風味豊かなアイス。添加物がない分、素材の味を思う存分楽しめる!!

井村屋の創業は1896年(明治29年)、三重県松阪で和菓子店舗からスタート。その当時からあずきと向き合い羊羹などを手掛けてきた。今回の東京イベント会場は「コレド室町」。羊羹の原型が中国から伝わったのがちょうど奈良・室町時代。

そして会場近くにある日本銀行本館の完工時期が時を同じくして1896年(明治29年)。なにか深い縁があるに違いない。次の50年イベントが楽しみだ!!

あずきバー商品スペック

希望小売価格:80円
内容量(ml):65
原材料:砂糖・あずき・水あめ・食塩

井村屋株式会社

  • 昭和‐平成‐令和とグルメからファッション、ペット(猫専門)まで幅広いジャンルの情報誌を手掛ける。現在は、執筆の傍ら全国地域活性化事業の一環で、観光・地方に眠るお宝(ギアもの)ご当地グルメを全国旅取材する日々。趣味は街ネタ散歩とご当地食べ歩き。自宅は猫様の快適部屋を目指し、日々こつこつ猫部屋を造作中!!

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