ミニマルホットサンドメーカー ST-952
夏到来! 私が一番好きな季節がやってきた。登山、ツーリングで一泊するならもちろんキャンプも。自転車やモーターサイクルで行くツーリングの際に分厚い衣類や冬用の寝袋を持たなくて済むこの時期は、とにかく軽い荷物で移動できるからいい。今回は、そんなキャンプ時に料理がグレードアップするだけでなく、小さくてスマートになるSOTOのミニマルホットサンドメーカーの偏愛っぷりを語りたい。
私は、SOTO(ソト)のミニマルホットサンドメーカー ST-952を愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?
「SOTO」は、新富士バーナーが作るキャンプ・アウトドアで使う燃焼器具を中心とした製品のブランド名だ。ネーミングの由来は、アウトドアを意味する“外”から来ている。もともとは、工業用バーナーの製造会社として設立し、配管工事等に使用するプロパンバーナー、そして雑草処理に使用する草焼灯油バーナー等を製造・販売。現在もこれらの燃焼器具は堅調だ。
キャンプやアウトドア業界参入のきっかけは1990年に作られた「ポケトーチ」だった。はじめは工作用ツールとして開発されたが、強力な炎が出せ、よくコンビニなどで売られているポケットライターをそのまんま燃料にできるので、キャンパー達にも瞬く間に人気となった。現在は、シングルバーナー、ランタン、調理器具、燻製用品、焚き火台などキャンプ用のモノもかなり多い。
収納する時に邪魔だったハンドルが折りたためる仕様
今回のミニマルホットサンドメーカーは、2ホイールキャンパーにとって待望の逸品だ。通常のホットサンドメーカーはまず重い。とくに鋳鉄を使用しているモノはオートキャンプ以外考えられない。最近は軽くて持ち運びしやすいアルミニウム製が増えてきている。
ところが、取っ手(ハンドル)が長すぎて、自転車のサイドバッグからハミ出してしまう。なので、我ら2ホイールキャンパーはネジを蝶ネジに替えて、カスタムし、取り外し式にしていた人さえ居た。しかしながら、こちらはコンパクトにハンドルが折りたためるようになっているのだ。
ハンドルが折りたためるだけでなく、アルミニウム製。とはいえ、よくある薄いものとは違い、内部は立体的になっていて、かなりシッカリとした造り。上部を広げたら2つに分けられるので、単体で使えばフライパンのようにもでき、シンクでこれらを洗う時も簡単なのがいい。上が外れないと狭いシンクでは、なかなか洗えないので時間がかかる。
素晴らしい重心設計でゴトクから落ちることナシ!
ナイロン製のバッグが付属しているので、折りたたんでピッチピチだが入る。さらに、調理している時に安定するよう本体プレートとハンドルのバランスを考慮している設計。バーナーの上に載せてオープンにしたときにゴトクから滑り落ちていかないようになっているのが素晴らしい。
あらゆる料理ができる魔法の調理器具
ホットサンドメーカーは食パンにチーズやハムを挟んで簡単にホットサンドが作れるのがウリだが、それだけに留まらず、肉まん、焼きそば、おにぎり、餃子、肉、魚などあらゆるモノが焼けるので、マルチなフライパンと考えていい。
とはいえ、フライ返しを使わなくても済むので、そのまま挟んで焼いたほうがはるかに美味しくカンタンに作れる。安心、安全の日本製で、SOTO 製品ならではの造りに眺めるだけでもウットリすること間違いなし! 今年のキャンプはこれひとつでも簡単に作れる美味しいレシピをこさえて、旅を彩ることにしよう、そうしよう。
SOTO ミニマルホットサンドメーカー ST-952
価格: | 6600円 |
容量: | (使用時)幅136×奥行339×高さ39mm (収納時)幅136×奥行192×高さ53mm |
材質: | 本体プレート:アルミダイキャスト(フッ素樹脂コーティング) ハンドル:ステンレス、シリコンゴム |
重さ: | 630g |
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