うまいご飯が食べたい!
タイガー魔法瓶100周年記念モデルが限界突破の300℃「ご泡火炊き」で炊飯革命!


タイガー魔法瓶 炊飯器ブランドマネージャーの岡本正範さん。新開発IHコイルを手に自信のほほえみ⁉

かの田中角栄氏の大好物は塩むすびだったといいます。米どころ新潟の出身だから当然かもしれませんが、とにかく、われわれはご飯にこだわる民族です! というわけで「炊きたて」でおなじみタイガー魔法瓶創立100周年を記念する最上位炊飯器発表会レポートをお届けします。

創業1923年。タイガー魔法瓶は熱の制御技術にこだわってきました。保温というマジックを実現する魔法瓶はいうまでもありませんが、現在われわれがよく知る電気炊飯器もまた温度が決め手。

おなじみ「炊きたて」の誕生は1970年のことで、タイガー魔法瓶はもう半世紀も電気炊飯器を手掛けてきたことになります。思わず「タイガー炊飯ジャー炊きたて♪」というCMを口ずさんだアナタは、昭和生まれに違いありません(笑)

1971年発売。電子ジャー〈炊きたて〉ELC型
1976年発売。炊飯電子ジャー〈炊きたて〉JCA型

そうそう。100周年ということで企画された「レトロ復刻柄シリーズ」が異常人気なのも、皆さんはご存じのことと思います。どれか買いました?

WEB限定!「レトロ復刻柄シリーズ」

さて今回の創立100周年記念モデル「土鍋ご泡火炊き JRXシリーズ」ですが、そのフラッグシップとなる「JRX-T型」の発表会にお邪魔しました。

100周年記念フラッグシップ炊飯器 JRX-T100

「JRX-T100のトピックは何と言ってもタイガー史上最高温度約300℃まで炊飯温度を高めたことです!」

と、胸をはるのは同社炊飯器ブランドマネージャーの岡本正範さん。手にしたパーツが300℃実現のコアデバイス、新型IHコイル「300℃ WレイヤーIHコイル」です。

IHワークコイル_従来品(左)JRX-T型(右)の比較

「先代フラッグシップに比べIHコイル表面積を約160%アップ。大火力で土鍋の底全体を覆うことでごはんの甘みを引き出し、一気に炊き上げます。要するにわれわれは世界一おいしいご飯を実現したいのです!!」

なんだか岡本さん自身が発熱源であるかのような熱いコメントですね。ハートがもう沸騰してますっ!

四日市萬古焼による本土鍋。「割れるのが心配……」と思っていたのですが、本製品は一般の土鍋と比べ2倍以上の強度がある上、内なべ割れやコーティングはがれに対しては5年保証ですので、安心ですね。

現在の炊飯器マーケットは二極化が進んでおり、3万円未満と5万円以上がそれぞれ3割を握ります。また世帯人数の減少と共に3.5合クラスの少容量モデルも注目されています。

他方、物価高騰によって特に輸入小麦が値上がりし、対して、国産の米食が増えているのも「どうせならいい炊飯器を買いたい」という気持ちを後押ししています。

炊きわけ機能、図解
一合料亭炊き、図解

JRX-T100は大火力「300℃ WレイヤーIH」の搭載、本土鍋、米銘柄70種類ごとの「炊きわけ機能」、一合を美味しく炊く「一合料亭炊き」などを搭載。また日々触れるフタ解放レバーに金属素材を用いたり、ダンパーによる上質なフタ動作とするなど、モノとしての見どころも満載です。

金属素材を用いたフタ解放レバー部

創立100周年モデルとしては本年中に魔法瓶などまだ複数用意されているようです。熱の制御にかけるタイガー魔法瓶のアッツイ挑戦を、これからも楽しみにしていきたいと思います。

タイガー魔法瓶/土鍋ご泡火炊き JRX-T100
価格オープン(実勢15万円前後・税込)

(問)タイガー魔法瓶 お客様ご相談窓口(電話)0570-011101(平日AM9~PM5時)
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  • 元・モノ・マガジン&モノ・マガジンWEB編集長。 1970年生まれ。日本おもちゃ大賞審査員。バイク遍歴とかオーディオ遍歴とか書いてくと大変なことになるので割愛。昭和の団地好き。好きなバンドはイエローマジックオーケストラとグラスバレー。好きな映画は『1999年の夏休み』。WEB同様、モノ・マガジン編集部が日々更新しているFacebook記事も、シェア、いいね!をお願いします。@monomagazine1982 でみつけてね!

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