レザーソムリエの西牧正晴さんの案内で靴や革に関わる工場を訪ねるシリーズなんですが、今回は実に特殊な靴ひもについてを紹介します。
一見するとギョッとする「コレって靴ひもですか?」という形状のクールノット。ですが、数珠を連想させる丸いふくらみにこそ、このクールノットの驚くべき機能性が隠されているんです。だって、結ばないのに解けない靴ひもなんて、普通に考えたらありえないでしょう。本当に解けないことから、マラソンランナーたちの間で話題になり、広まっていった靴ひもなんです。
そして、このクールノットは履く人に抜群のフィット感をもたらしてくれるんです。だいたい2倍弱の伸縮性を持っているので、シューズを履いているというより、足にシューズがくっついているような感覚。履くのも脱ぐのもものすごくラクです。
その実力、動画の方で存分にご確認ください!
西牧正晴(masaharu nishimaki)
1977年生まれのバリバリの氷河期世代。19歳から靴屋のバイトを初めて、そのまま靴、革にどっぷりハマる。靴メーカーやベルトメーカー、靴の組合など、とにかく革がある場所で革の知識だけでなく、売り方やマーケティングを学ぶ。レザークラフトの作家としても活動中。
現在はフリーランスで革、靴、バッグのライター・フォトグラファー、皮革アドバイザーなどをして、日々革について精進中。
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