強靭で、バランスがいい、無重力バックパック
ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑83

ABLE CARRY MAX BACKPACK

コロナウィルス禍を経て、リモートワーク、オンラインミーティングなど家やカフェで仕事ができることや、旅先でのワーケーションなんて言葉が生まれたが、やはり、PCやタブレットを持ち歩いて、オフラインでのミーティング、大勢の中でのプレゼン、または出社して仕事をこなさなければならない人はまだまだ多い。仕事でも、普段使いでも、ジムでも、ストリートファッションにも合わせやすいシンプルなバックパックを探していたところ、ABLE CARRY(エイブルキャリー)に行き着いた。今回は、MAX BACKPACKの偏愛っぷりを語りたい。

私は、ABLE CARRY(エイブルキャリー)のMAX Backpack(マックスバッグパック)を愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

エイブルキャリーは、2017年に香港で生まれたバックパック、オーガナイザーブランド。「無重力バックパック」という言葉で、一躍有名になり、2022年より日本でも取り扱いを開始。シンプルなデザインでありながら、アウトドアブランドでも注目されているX-Pac素材などの最先端の技術を取り入れ、デイリーシーンで役に立つコンパートメントやユーザビリティの高い形状など、ギミックに富んだ持ち運びバッグ屋さんである。

現在、日本で発売されているバックパックの中でも1番大きなモデルがこちらのマックスバックパックだ。

容量が大きめのマックスバッグパックは椅子の上に置くとこのとおり、上品だ

大容量でも軽くて強靭なX-Pac素材

前述の通り、X-Pacという素材が多く、セイルクロス(船の帆)などにも使われている、軽量で、耐久性があり、防水性の高い素材。近くで見るとXの文字のような線が入っていて、一見すると分からないが4層になっていて、非常に頑丈。生地にハリがありながらも、適度な柔らかさがあり、それはまるで、力こぶをギュッと出すと固くて強いが、力を抜くと柔らかい、上質な筋肉のよう。そう、マッチョなのだ。

その素材にプラスして表面に撥水コーティングがされているため、少々の雨でも問題ない。多数のジッパーがあるので、完全防水ではないが、大雨でもない限りは中身は無事なはず。

もし、土砂降りやゲリラ豪雨対策をするのであれば、別売のレインカバーをかけるといい。

X-Pacの素材感、光の当たり具合で光沢も出て妖艶だ。
下から見るとAの文字になっているA-Frame。

オリジナルのA-Frame構造の安定感

素材の良さもさることながら、1番の特長は、底面に付いているA-Frame構造。A-Frameとは、バックパックの底面まで伸びたストラップベルトがバッグの中身の重みを支えてくれる独自構造のこと。

重量が集中する身体の内側から逃がす形で重さを分散し、ショルダーベルトにかかる負担を軽減すると同時に、バックパックが垂れ下がらないため、中身に関係がなく、型崩れしないのである。

ここ最近で流行りのやや丸みを帯びたボックス形状のままをキープできる。そのため、椅子や床などに置いても自立しやすくなっている。多少、重い物を入れても、背負っているとそれほど重さを感じないのが、無重量バックパックと言われる所以だ。

上からガバっと開けられる。

マックスバックパックはその名の通り、旅行や出張などにも便利な大容量の30リットル。同ブランド内で最大サイズのモデル。

上部から大きく開けられるジッパーになっているので、中の物が取り出しやすい。背中には厚めのパッドが付いていて、空気も通りやすくなっているので、夏場に背負っていても快適。

ペットボトルなどを入れられるボトルポケットも付いている。

バックパックによく付いている外側のボトルポケットではなく、中に入るタイプ。ジッパーで閉じられるボトルポケットなので、マイボトルをデイリーユースしている人の場合は落とす心配がないので安心安全だ。

他にも大型のフロントポケットにはメモ帳、筆記用具類、予備のマスク、スマホのモバイルチャージャー類、コード類を入れていて、ボトルポケットと反対側のポケットには折り畳み傘なども入れられる。背中の後ろには隠しポケットもあるので、旅行のときはパスポートやお財布を入れておくのもオススメ。

チェストベルトはマグネットになっているのでつけ外しがラク。

また、昨今の仕事環境では、必需品となっているノートPCやタブレットも背中側にスリーブがあるのでバッチリ、in!

このスリーブは底面よりちょっと上にあるので、多少乱暴に置いても、PC自体の衝撃は少ない。スリーブの上にはコンセントなどがついた大きめのアダプターやコード類をまとめられ、マウスなども入る。小型のSSDやSDカードリーダーなども分けて入れられそう。

ノートPCは、17インチまで入れられるくらいの大きさだ。MacbookでもWindowsでもChromebookでも何でもござれ。よほどのモノでなければ入らないノートPCは無いと思う。

タブレットは、中で暴れないような柔らかい素材のスリーブになっているのでケース要らず。兎にも角にも、コンパートメントがめちゃくちゃ多く、例えるなら部屋の多い大豪邸といった感じ。マイルールを作って、イヤホンはココ、コード類はココ、名刺入れはココといったようにあらかじめ決めておかないと家で迷子になってしまう。

強いて言えば、僕はフィットネスのためにジムに通っているので、室内履きのシューズを持ち歩くため、それらが入るシューズポケットがあれば最高だ。

自転車やモトなどのパーソナルモビリティとの相性抜群

最後の長所は、A-Frame構造がモビリティとの相性が良いということ。普段、自転車通勤がメインの僕にとっては最高に嬉しいポイント! 自転車に乗っていても、モーターサイクルに乗っていても、電動キックボードに乗っていても背中に重さを感じることなく、人間工学に基づく立体的な背面パッドがあって、左右のブレにも非常に強い。

ブランドロゴマークもほとんど無く、主張が少ない分、ストリートファッションでもビジネスシーンでも使える飽きのこないデザインなのもいい。持ち手も多いので、飛行機の上の荷物入れに置くときも、電車の網棚に置くときもスッと持てるので、名前の通り、いつでもどこでもエイブルキャリーである。

リモートワーカーやフリーランスの一助に

このバックパックがあれば、オフィスでも、カフェでも、打ち合わせ先でも、家でも仕事道具が全部入っていながらフットワーク軽く動けるので、さらに仕事が楽しくなっていくだろう!

ABLE CARRY MAX BACKPACK


価格:4万6200円
対応ノートPCサイズ:17インチ
素材:X-Pac + コーデュラ1000Dナイロン
容量:30L
重量:1800g
バッグサイズ:高さ52 × 幅32 × 奥行き20 cm

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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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